nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

ART(京都)

【ART&写真】R5.12/21-R6.3/10「2023年度 第4回コレクション展」(追悼:野村仁 1945-2023)@京都国立近代美術館

2023年10月3日、78歳で逝去した野村仁をしのぶ展示コーナーが「コレクション展」に設けられた。実験み溢れる初期作品が並び、京セラ美術館のコレクション展特集「Tardiologyへの道程」(2023.10/27-12/17)からバトンを受け継ぐ形となった。

【ART】R5.10/6-12/31「Ambient Kyoto 2023」会場①京都中央信用金庫 旧厚生センター(Cornelius、Buffaro Daughter、山本精一)

「Ambient Kyoto 2024」2会場のうち「京都中央信用金庫 旧厚生センター」、Cornelius(コーネリアス)、Buffalo Daughter、山本精一の作品をレポ。 静かに広がる音楽に、独特な映像が広がりをもたらす。

【ART】R5.10/6-12/31「Ambient Kyoto 2023」会場②京都新聞ビルB1F(坂本龍一+高谷史郎「async - immersion 2023」)

故・坂本龍一の音楽に、元ダムタイプの高谷史郎が映像、ZAKが立体音響を手掛け、印刷工場跡の空間に、静かで大きな音が流れ続けていた。

【ART】R5.10/27-12/17「コレクションルーム秋期 特集 Tardiologyへの道程」@京都市京セラ美術館

野村仁「Tardiology」記録写真が8点全て揃った状態で展示され、学生だった1968年・設営当時のエピソード、教授との関係性について詳しく紹介されている。

【ART】R5.6/3-8/27_宮永愛子「海をよむ」@ZENBI

海にまつわる名前の付けられた作品が多く並ぶ。そしてそれらは古くから伝わる「型」を用いて作られた、時代を超えた造形作品である。「海」とは何なのか――

【ART】R5.7/1-7/30_田中真吾「STRIDES by strokes」@eN arts

描かれるのは「消す」描線である。

【学生】R5.2/20~3/4 京都芸術大学/大学院(写真・映像)+東京工芸大学 共同選抜展「写真は変成する3 インタープレイ/相互に作用するということ」@京都芸術大学ギャルリ・オーブ

「写真は変成する」展は、大胆に「写真」を慣習や約束事から突き放すように変成・流動させる、刺激的な実験の場である。3回目となる今回は京都芸術大学だけでなく東京工芸大学との共同展となった。 変成、実験、試行と展示。今回は今までになく思う所、考え…

【学生】R5.2/4~12_2022年度 京都芸術大学卒業制作展・大学院修了展④「写真・映像コース」@未来館2F

京都芸術大学の卒展・修了展、「写真・映像コース」未来館2階の展示レポです。他のコースの展示も一部あったのだが、数が多い!(嬉しい悲鳴)ので、コースを絞ってお送りします。1Fから更に多彩さを増した「写真」作品が展開されたフロアでした。 【会期…

【学生】R5.2/4~12_2022年度 京都芸術大学卒業制作展・大学院修了展③「写真・映像コース」「総合造形コース」@未来館1F

京都芸術大学 美術工芸学科「写真・映像コース」展示のうち、「未来館」の1階をレポです。2階にも沢山あるので階(回)を分けてお送りします。なお、「総合造形コース」の展示も一部含まれますが、面白かったので一緒に書いています。造形も写真・映像も混…

【学生】R5.2/4~12_2022年度 京都芸術大学卒業制作展・大学院修了展②「写真・映像コース」@人間館C棟 、「京都トリエンナーレ」

京都芸術大学(旧名:京都造形芸術大学)の卒展・修了展、「美術工芸学科」の「写真・映像コース」鑑賞レポです。 二つのコースが合体した関係でややボリュームがあるため、ここでは2つの棟で展開されているうち「人間館C棟」での展示(2作品)と、また別…

【学生】R5.2/4~12_2022年度 京都芸術大学卒業制作展・大学院修了展①(染織テキスタイル、総合造形)

京都芸術大学の修了展です。まず染織と総合造形から。 「染織テキスタイルコース」は織物・染め物を用いた造形芸術という感。 「総合造形コース」は、分類が難しいが、「彫刻」でもない。モノに寄ってもいいし映像でもいい、何でも可という感じ。 ( ╹◡╹) 【…

【ART】R4.12/3~11 高橋大雅「不在の中の不在」@建仁寺塔頭両足院、HOSOO GALLERY

デザイナー/現代美術家・高橋大雅(タイガ・タカハシ)の「初の個展」。2022年4月9日に当の本人は亡くなっている(享年27歳!)が、本人「不在」を感じさせない存在感があった。高橋大雅という存在を1ミリも知らなかった筆者が手探りでレポする。 【会期】…

【ART】R4.6/3~8/21 ブライアン・イーノ「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」@京都中央信用金庫 旧厚生センター

音の空間だったよ~( ´ - ` ) ※筆者はアンビエント音楽を語る語彙と知識がないため、今回は異常に薄いレポートになります。 【会期】R4.6/3~8/21

【ART】R4.3/5~3/13 ARTISTS' FAIR KYOTO 2022 @清水寺(ヤノベケンジ、Yotta、宮島達男、椿昇、名和晃平、等)

京都の清水寺で、横たわって幼児の声で呟く巨大こけし、スタイリッシュでメタリックな近未来的巨大狛犬! スーツ姿のおじさんが無限に9カウントと海水息止めを繰り返す! 絵画!彫刻!猫!心臓!遅延する風景! 祭りだ!京都だ!そしてアートだ!わああ。 …

【写真展】R3.11/11~R4.1/16_キュレトリアル・スタディズ15:八木一夫の写真(2021年度 第4回コレクション展)@京都国立近代美術館

京都国立近代美術館・コレクション展のワンコーナーとして、陶芸家・八木一夫の撮った写真が展示されている。1960年代前半~中頃に、散歩中や旅先で撮られたもので、その数は100点にも及ぶ。八木一夫のことは全く知らなかったが、会場に置かれた陶芸作品と合…

【ART】R3.11/19~11/28_現代京都藝苑2021「悲とアニマⅡ ~いのちの帰趨~」@The Terminal KYOTO

京都の「和」の2会場で展開される、現代美術の展覧会『悲とアニマ ~いのちの帰趨~』、この記事では四条烏丸の京町家を活かした会場「The Terminal KYOTO」での展示をレポります。1F、2F、地下・防空壕の3エリアを用いて展開。 たのしいよ ( ´ -`) …

【ART】R3.11/19~11/28_現代京都藝苑2021「悲とアニマⅡ ~いのちの帰趨~」/勝又公仁彦 @両足院、The Terminal KYOTO

建仁寺塔頭・両足院と「The Terminal KYOTO」の2会場で、現代美術展「現代京都藝苑2021 悲とアニマⅡ」が開催された。 13名の出展作家のうち、特に出展数が多く、また他の作家陣とはやや異なる展示形態をとっていた美術家・写真家の勝又公仁彦の展示について…

【ART】R3.11/19~11/28_現代京都藝苑2021「悲とアニマⅡ ~いのちの帰趨~」@建仁寺・両足院

京都の「和」の2会場で展開される、現代美術の展覧会。『悲とアニマ ~いのちの帰趨~』というタイトルから想起される喪失感や悲嘆のイメージとは裏腹に、仏教、日本現代美術と「和」の感性とを掛け合わせる展示でした。しなやかでつよい。 まず建仁寺・両…

【ART】R3.4/10_「ピピロッティ・リスト あなたの眼はわたしの島」@京都国立近代美術館

体当たりで触れて歩いて観る展示、ピピロッティ・リスト回顧展。美術館3Fの全室にカーペットが敷かれ、一つの繋がった空間としていて、鑑賞者は靴を脱いで、カーテンで区切られたセクションを巡る。それはリストの映像作品の中へ入り込んだような体験である…

【展示】小原真史「イッツ・ア・スモールワールド:帝国の祭典と人間の展示」@京都伝統産業ミュージアム

「KYOYO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2021」の一環として催された企画。多数の資料を展示し、かつて帝国主義の時代、万国博覧会などの展示が持っていた支配的な視座の歴史を示す。 ( ´ ¬`) 引き込まれてなかなか見終われなかった。。。 【会期】2021.2/…

【ART】R2.12/4~R3.3/7_2020年度 第4回コレクション展(三島喜美代、中村裕太)@京都国立近代美術館

企画展「分離派建築会100年 建築は芸術か?」とほぼ同時期に開催されていたコレクション展の大部屋で、三島喜美代のコミカルかつ高クオリティな「割れる」新聞・雑誌、空き缶がごろごろと転がっていた。非クールなポップさが楽しい。 合わせて、「エデュケー…

【ART】R2.12/19_中谷芙二子×高谷史郎「霧の街のクロノトープ」@京都・北河原市営住宅跡地

霧の彫刻家・中谷芙二子が京都の空き地で霧を噴かせていて、会期がもう終わる、と聞いて、いそいそと駆け付けます。ました。いそいそ。 中谷芙二子作品は、アートイベント好きな人間だと横トリや瀬戸内で出会ったことがあるかもしれません。場に立つとシュー…

【ART】R2.7/25_杉本博司「瑠璃の浄土」@京都市京セラ美術館

【会期】2020.5/26~10/4(会期変更後) 3年に及ぶリニューアル後の「京都市京セラ美術館」へ潜入。みんな大好き杉本博司の仏教・古代の世界へワープ。

【ART】R2.6/27_Ku Klux Kunst「Corona Style」@Art Spot Korin

【ART】Ku Klux Kunst「Corona Style」@Art Spot Korin 世界中で「コロナ」と聞けば脊髄反射で、新型感染症の病名・感染そのもの、そして嫌悪や恐怖心までもが連想される昨今であります。感染症以前に流通していた「コロナ」という名称・商標はその意味を完…

【ART】菊池和晃「Draw a Circle」@The Third Gallery Aya/「円を描く」@京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

【会期】・The Third Gallery Aya_R2.6/16(火)~6/27(土)・「transmit program」 @KCUA_R2.4/4(土)~7/26(日) 6月中~下旬、菊池和晃の展示が大阪と京都で同時に展開されている期間があった。どちらも作品タイトルは「Draw a Circle」、「円を描…

【ART】吉増剛造×空間現代「背」 @外(京都市左京区)

【ART】吉増剛造×空間現代「背」 @外 地味に謎のワードが並んでしまった。「背」は展示のタイトルにしてコンセプト。「空間現代」とは3人組の音楽バンド。「外」とは彼らが運営するスタジオ、ライブハウスの名称だ。その空間が「詩」に染まる。 【会期】20…

【ART】ジョーン・ジョナス「Five Rooms For Kyoto:1972-2019」@ 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

5つの部屋でジョナスの功績を特集した展示。パフォーマンスと映像を組み合わせたメディア表現者について知る良い機会です。 【会期】2019.12/14(土)~2020.2/2

【ART】記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠「ニーノ・カルーソ展」@京都国立近代美術館

柱なのか、彫刻なのか、建築なのか。どこまでも「その次」へ接続するモジュールの作品。 【会期】2020.1/4(土)~2/16(日)

【ART】「in the era of Asia's Post-LCC "ポストLCC時代の  "」@京都芸術センター

【ART】「in the era of Asia's Post-LCC "ポストLCC時代の "」@京都芸術センター LCC(Low-Cost Carrier:格安航空会社)に代表されるように、国を越えた都市間の接続コストが下がっている現在、ヒト・モノ・情報の交流や反発が常態化している。その力学が…

【ART】「CONTACT」つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート @清水寺

【ART】「CONTACT」つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート @清水寺 ゲルハルト・リヒターの映像 × ライブが清水寺に来ていると聞き、盆が正月に来るような話だと思って観に行ってきた。わあい。 【会期】2019.9/1(日)~9/8(日)