nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

Photo(写真展@関西)

【写真展】2025.11/1-12/25「あ³ 複製される感性 Monika Orpik(モニカ・オルピック)」@奈良市写真美術館

その写真の何を見ればいいのか、写真に何を見ればいいのかが分からないとき、どのようにアプローチをとることになるのか。

【写真展】2025.11/1-12/25「あ³ 複製される感性 森山大道」@入江泰吉記念奈良市写真美術館

シンプルに成功していた面と大きな課題を突き付けた面とがある。

【写真展】2025.11/14-25_裵陳姬(ベ・ジンヒ)「What a Wonderful Day! Echoes of Another Decade」@gallery 176

写真を見ることが、写真の中の不在を見ることに繋がる。

【写真展】2025.11/19-23_淵上裕太「肌と距離」@GALLERY ROOM305

「距離」を撮るとはどういうことか?

【写真展】2025.6/28-9/7_土田ヒロミ「ヒロシマ・コレクション ―1945年、夏。」@中之島香雪美術館、7/1-27「Hiroshima Monument ―48景/46年」@LADS GALLERY

「KYOTOGRAPHIE 2025」から続く「ヒロシマ」、原爆と敗戦、戦後の核心部へ迫る作品展が大阪・中之島の2カ所で展開された。

【写真展】2025.7/19-8/3_野中ひとみ、山形紗織、澄毅「OVER THE RIVER 河をこえて」@HILL TOP GALLERY

野中ひとみは写真プリントへの刺繍で像を倍増する。山形紗織は写真の配置を曼荼羅のように糸で結ぶ。澄毅は写真プリントに穴をあけ、スリットを入れ、感光をもう一段開増やす。

【写真展】2025.4/12-6/15_報道写真家・浜口タカシ「ドキュメントアングル」@奈良市写真美術館

戻れない時代を見た。象徴的だったのだ。

【写真展】2025.5/9-6/7_児玉房子「1960-1980」/4/26-5/30_北島敬三「NEW YORK」

二つの展示は1960年代から80年代にかけての日本と、80年代ニューヨークがそれぞれ主題となっている。日米… 米国の背を追ってきた日本と、荒みきっていた米国。 児玉房子「1960-1980」(@The Third Gallery Aya、2025.5/9-6/7) 北島敬三「NEW YORK」(@VIS…

【KG+】/【35】鷹巣由佳 【19】SHIFT80 【26】千賀健史、林田真季

人は、自分を生きられるのか? 望ましい生き方を選べるのか? KG+の3つの展示が示唆するのは、三者三様の生き方、その選択についてである。 【26】千賀健史、林田真季 【19】SHIFT80 【35】鷹巣由佳

【KG】KYOTOGRAPHIE 2025 アソシエイテッド・プログラム

「KYOTOGRAPHIE」の中でも謎の位置づけにある「アソシエイテッド・プログラム」3本の鑑賞レポどす。

【KG+_S8】【写真展&トーク】2025.4/12-5/11_伊藤妹「Intangible~カタチノナイモノ」@京都駅ビル7F 東広場北ピロティ

人との繋がり、関係性と記憶について。「KG+」参加5年目で「香水」という新テーマを発表した作者に、トークショーで話を聴かせてもらった。

【KG】KYOTOGRAPHIE 2025 ~5つの観点から14プログラムを見る~

「KYOTOGRAPHIE 2025」全14プログラムを5つの観点から見てみる。

【写真展】2025.3/25-4/6_熊谷聖司「あなた」@ギャラリー・ソラリス

そこにいるのは「あなた」という存在。

【写真展】2025.3/18-23_東松至朗「VIEW OSAKA あれから10年 有為転変」@ギャラリー・ソラリス

「大阪」の各所を撮った写真で、初回撮影時から約10年後、再び同じ場所を撮影し、それらを二枚一組で提示して、風景・土地の変化を示した作品である。

【写真展】2025.1/18-3/23「ブツドリ:モノをめぐる写真表現」@滋賀県立美術館

予想の3~4倍は射程が広かった。 「ブツ撮り」が、広がる。

【写真展】2025.3/7-4/6_頭山ゆう紀「残された風景」@PURPLE

何が残されたのだろうか?

【写真展&ART】2025.2/8-3/29_インゴ・バウムガルテン+鈴木崇「In Front of Behind」@HRD FINE ART

バウムガルテンと鈴木崇、2人の作品によって、都市の構造、何から都市空間が成り立っているかが如実に示された。線と面である。

【写真展】2025.2/1-3/30「写真の町東川賞 海外作家賞 受賞作品展」@奈良市写真美術館

写真をやっていれば必ず名を聞く「写真の町 東川」「東川国際写真フェスティバル」、だが北海道に行けなくて詰んでいる人は少なくないはず。そんな人(私)にとって嬉しい展示。

【学生】2025.2/9-16「大阪芸術大学卒業制作展2025」(優秀作品展-写真学科)@大阪芸大、2/4-14「大阪芸術大学大学院 終了制作展」@スカイキャンパス

引き続き、大阪芸大の卒展から「優秀制作展」にノミネートした写真学科の3名、映像作品の2名、同時にあべのハルカス・スカイキャンパスで催された同大学院の修了制作展からデザイン(写真)分野3名、計8名の作品をレポ。

【学生】2025.2/9-16「大阪芸術大学卒業制作展2025」(写真学科)@大阪芸大キャンパス

大阪芸術大学(以下、民に慣れ親しんだ呼称「大阪芸大」と書きます)、初めて南河内のキャンパスで卒業制作展を観ました。あまりに膨大なので写真学科の作品だけ取り上げます。

【写真展】2025.2/7-18_鄭名植(Myoungsik Jeoung)「明鏡止水」@gallery 176

韓国の仏教文化、「荼毘式」。宮大工の眼から撮られる朝について。

【写真展】2025.2/8-3/1「Roots」@BLOOM GALLERY

「BLOOM GALLERY」が2009年に開廊して以来、特別な関わりのある作家として、内倉真一郎、林直、北義昭、田中一泉、福島耕平の5名が集うグループ展である。

【ART】2025.1/7-4/6_コレクション展3「阪神・淡路大震災30年 あれから30年―県美コレクションの半世紀」@兵庫県立美術館

2024年度コレクション展3期目は、同時期に催された企画展「阪神・淡路大震災30年企画展 30年目のわたしたち」との連動企画となっている。

【ART】2024.12/21-2025.3/9「阪神・淡路大震災30年企画展 1995⇆2025 30年目のわたしたち」@兵庫県立美術館

「30年目のわたしたち」という像をどこまで感得できるか?

【写真展】2024.12/7-2025.1/26「あ³―複製される感性」(ジョアンナ・ピオトロフスカ、桑迫伽奈、斉藤思帆)@奈良市写真美術館

2年目となる「あ³展」、3名のアーティストが約1ヶ月間、奈良に滞在して作品制作を行った。ポーランドの作家、ジョアンナ・ピオトロフスカと、日本人は桑迫伽奈、斉藤思帆である。 新たな写真の読み方が必要か――そう思わされた。

【写真展】2025.1/10-26 芥オープニング記念「阿部淳 1983 + early works」@芥

写真集の読める写真集カフェ「芥(Aquta)」。2025年1月10日、京都の西陣に誕生。 君は5,000冊読めるだろうか。

【写真展】2024.11/5-30_元田敬三「麦酒・焼酎・缶チューハイ」@ビジュアルアーツギャラリー

私の知らない西成・あいりん地区(釜ヶ崎)に、「私が」立ち会っている実感が生じたことが驚きだった。

【写真展】2024.10/5-11/2 畑祥雄「奇跡の森 EXPO'70」@The Third Gallery Aya

1970年大阪万博(日本万国博覧会)の跡地に整備された「万博記念公園」の森。通称「万博の森」。 自然と人間のあるべき関係性を、そして人は未来にどうありたいかを、森は問いかけてくる。

【写真展】2024.9/3-15_山形紗織「吹き溜まりの種」@ギャラリー・ソラリス

普通のポトレじゃない。一人の「彼」が複数の人物に見える、その揺らぎについて。音楽活動、ライヴでの「表現」と、写真による「表現」との二つが並行され、重なるところについて。

【写真展】2024.8/31-9/28_丹野章 初期作品「サーカス」「地底のヒーローたち」より @The Third Gallery Aya

丹野章、1950年代「サーカス」は知っていたが、1960年代以降の「地底のヒーローたち」は知らなかったし初見だった。炭鉱!