写遊百珍

大阪国際メディア図書館「写真表現大学」研究ゼミ生・TA。各種講座のレポや、関西・東京の写真展、アート展示を特集。

【写真展/KG+SELECT 2020】元・淳風小学校2F(クロエ・ジャフェ、ウスイ チカ、草本利枝、小出洋平、Yingfei Liang、Chan Kai Chun)

KYOTOGRAPHIE(以下「KG」)サテライトイベント「KG+SELECT」、引き続き元・淳風小学校の2F部分の展示・6名の作家についてレポです。 2Fはなお一層、明るい展示とシリアスとがきわきわのバランスでせめぎ合っていて素晴らしいです。 【会期】2020.9/18…

【写真展/KG+SELECT 2020】元・淳風小学校1F(黄郁修、中川剛志、MOTOKI、高橋健太郎)

京都国際写真祭「KYOTOGRAPHIE」(以下「KG」)・サテライトイベント「KG+」の中でも別枠、審査制となっているのが「KG+SELECT」だ。この中で更に選考があり、グランプリ受賞者は翌年の「KG」本体のプログラムに出展できる。今年は10組の作家が選出されてい…

【写真展】小谷泰子「青の断片から青い闇へ」@ギャラリー島田(神戸)

「青」に貫かれた作家の、四半世紀に及ぶ活動を凝縮して鑑賞しました。写真の域を超えた作品を観るのは、夜の海を泳ぐような体験でした。 【会期】2020.9/12(土)~9/23(水)

【写真展】京都造形芸術大学・2019年度卒業生有志「KUGIRI」@gallery176

今年3月に予定されていた修了展が再延期となった京都造形芸術大学(現、京都芸術大学)・通信教育部の有志6名によるグループ展が開催され、本来発表するはずだった作品を公開している。それぞれの日常への視点が感じられる作品だった。 【会期】2020.9/12…

【写真展】高井博「16分間の同僚」@ニコンプラザ大阪 THE GALLERY

ミニドラマのようなタイトルに全てが込められている。今から30数年前、電車を乗り継いで職場へ向かう作者は、通勤中に出くわす見ず知らずの人々を、射し込む光とともに、「同僚」として写真に収めていた。 【会期】2020.9/3(木)~9/9(水)

【映画】zk 頭脳警察50 ー未来への鼓動ー @第七藝術劇場

かつてこの国には革命への熱が激しく渦巻いていたという。もう伝聞形でしか知りようがない。いや、現在でも、各種の平和的なデモや共感からのハッシュタグとRTの嵐は常々起きている。姿形は変われど、大きな力に対して抗い、自分たちの声を届けることは、…

【写真展】小山幸佑「私たちが正しい場所に、花は咲かない」@大阪ニコンサロン

印象に残るタイトルは、ユダヤ人の詩人、イェフダ・アミハイ『エルサレムの詩』の一節からの引用である。本作は「正しさ」が生じる未満の場で、イスラエル、パレスチナ自治区それぞれの「凪」の姿を捉えている。一方で、写真には確実に「壁」が写り込む。 【…

【写真展/トークショー】R2.8/29_井上雄輔「CONTAINERS」@gallery176

スタイリッシュなコンテナの写真。無駄のない、洗練された姿は、何を物語っているのか。 gallery 176での個展とトーク内容について、直近の写真集『CONTAINERS IN TOKYO』の内容と比較しつつレポです。 【会期】2020.8/28(金)~9/8(火)

【ART】R2.8/22_『ヤン・ヴォー -ォヴ・ンヤ』@国立国際美術館

ヤン・ヴォー展。全く一筋縄ではいかない展示だ。 1度見ただけでは「???」で、写真仲間氏と共にもう一度観に行ったのだが、日頃は様々なジャンルの表現にビビッドな反応を示す仲間氏が、先に鑑賞を終えた直後にLINEで「難しかった」と一言だけ打ってきた…

【ART】R2.8/21_ラバーダック @天満橋・八軒家浜

巨大な巨大なラバーダック氏が、天満橋の「はちけんや」(八軒家浜)に11年ぶりに帰ってきたという。わあい。「可愛いは正義」を貫く存在です。 【会期】2020.8/1(土)~8/31(月)

【ART】R2.8/15_内藤礼「うつしあう創造」@金沢21世紀美術館

オブジェを「見る」ことが、「私」とオブジェとの間にある「間(ま)」を見て、認識し、見えないけれどそこにある何かに気付いていく。存在と気付きの関連を物語る展示でした。 【会期】2020.5/2(土)~8/23(日)

【写真展】R2.8/13_梅谷隆介「遠回り」@大阪ニコンサロン

観光という積極的な、享楽的遁世のうちにある人々が撮られている。どのカットもシュールなだけでなく、なんだか温かい。 【会期】2020.8/6(木)~8/19(水)

【写真展】甲斐啓二郎「Charanga」&【トーク】R2.8/8(土)「写真集『骨の髄』を紐解く」(聴き手:伊奈英次)@gallery176

大阪・豊中市の服部天神「gallery 176」にて行われた、甲斐啓二郎個展とトークイベントについて。 前段は展示『Charanga』の感想を、後段は伊奈英次氏とのトークの概略を記録。刺激的な話でした。みなさん、なんしか写真集を自作しましょう。 【会期】2020.7…

【写真展&ART】manimanium「birth」、キムラユウナ「インターネット葬」@アトリエ三月

【写真展&ART】manimanium「birth」、キムラユウナ「インターネット葬」@アトリエ三月 「インターネット葬」というシンプルかつ衝撃的なタイトル、これに惹かれて真夏の夜の蛾のように、私はフラフラと会場を訪れた。 2階構成のギャラリーで、それぞれ別…

【ART】R2.8/6_ディスタンス ~間隔と感覚~ @あまらぶアートラボ「A-Lab」

新型コロナ禍でにわかに注目されるようになった新しい標語・生活習慣「ソーシャルディスタンス」。この「距離」というものに対して、4名の作家が様々な観点からアプローチする。 ※鑑賞無料 【会期】2020.8/1(土)~9/22(火)

【ART】R2.8/6_「ひろがる美術館ヒストリー」西宮市大谷記念美術館の展覧会とコレクション2

【ART】R2.8/6_「ひろがる美術館ヒストリー」西宮市大谷記念美術館の展覧会とコレクション2 コレクション展2です。1を見てない。くわぁぁ残念。1は2018年「ひもとく美術館ヒストリー」で、1972年開館当初から2000年代初頭までの企画を紹介、作品収蔵し…

【写真展&暗室】R2.8/1_フィルムの写真教室OB展「FILM ing」@ギャラリー・ソラリス

【写真展&暗室】フィルムの写真教室OB展「FILM ing」@ギャラリー・ソラリス 写真仲間が、ギャラリー主催のフィルム写真教室を以前に受講しており、そのOBグループ展に出展中。陣中見舞いに訪れると、暗室をレンタルしてせっせこプリント中とのことで、暗室…

【映画】「友川カズキ どこへ出しても恥かしい人」@九条シネ・ヌーヴォX

健康健全な不良人生。 確かにお酒が好きで、ギャンブル(競輪)のことしか考えてないような人物ではあった。が、孤独・孤立とは無縁だった。そこに同じ「ダメ」でも、「生き方」と「依存者」との大きな差異を見た。無論、本作は前者の方だ。

【ART】R2.7/25_杉本博司「瑠璃の浄土」@京都市京セラ美術館

【会期】2020.5/26~10/4(会期変更後) 3年に及ぶリニューアル後の「京都市京セラ美術館」へ潜入。みんな大好き杉本博司の仏教・古代の世界へワープ。

【写真展/トークショー】R2.7/23(木)波多野祐貴「Call」×hyperneko @gallery176

2020.7/23(木) 写真家・波多野祐貴さん個展「Call」に合わせて、作家トークショーがあり、私は聴き手として参加しました。 新型コロナという時代性に左右されてのイベントだったので、少し記録しておこうと思います。 相槌がヘドバンだとよく言われますv

【写真展】波多野祐貴「Call」@ gallery176

【会期】2020.7/18(土)~7/28(火) 台湾の街と人々を捉えたパワフルな写真群は、一期一会の遭遇を固着させる、彗星のような写真だった。なぜ私は「彗星」と呼んだのかを考えた。

【写真展】R2.7/18_荒井俊明「カムナビ」@大阪ニコンサロン

【会期】2020.7/16(木)~7/22(水) 「陰」がよく効いたモノクロームで撮られた様々な山の中は、作者自身が山に抱く畏敬の念と相伴って、異界としての姿を現す。

【写真展】R2.7/13_甲斐啓二郎「骨の髄 Down to the Bone」@大阪ニコンサロン

【会期】R2.7/9(木)~7/15(水) 作者は祭りの中に身を投じ、「倫理以前の人間の姿」に達した人々の姿を捉えていく。本展示ではこれまで発表してきた4ヵ国・5つの祭事(イングランド、日本、ジョージア、ボリビア)のシリーズをダイジェスト版のように特…

【写真表現大学】R2.7/12_修了展(最終日・撤収)@同時代ギャラリー

R2.7/12(日)「写真表現大学」修了展・最終日です。搬入日と同じく、状況を記録しておきましょう。 記録するヒマもないぐらい一瞬で終わったんですけどね。なんでも終わりは儚い。

【写真表現大学】R2.7/7~7/12_2019年度 修了制作展

( ´ -`) 毎年恒例、「写真表現大学」「Eスクール」2019年度・修了制作展のお時間です。会期は7/7(火)~7/12(日)です。京都三条・四条で遊ぶついでに、お立ち寄りあそばせ。連日雨ですけど。雨ですけど。 ザアー。

【写真展】R2.7/6_高島空太「20XX」@大阪ニコンサロン

【会期】2020.6/30(火)~7/8(水) ブラウンに褪せた色調に統一された大型の作品が並び、精密な絵画の世界に迷い込んだように感じた。だがよく見ると細部を描き出しているのは筆致ではなく、映り込んだもの――映像であった。

【写真表現大学】R2.7/5(日)修了制作展の搬入作業 @同時代ギャラリー

新型コロナの感染拡大により、会期が3月から延期になっていた我が校の修了制作展であるが、関西に第2波が来る前になんとかなりそうですわ、と思っていたら、なんとかなりました。 今回は、作品搬入・設営のようすをレポです。 【会期】2020.7/7(火)~7/1…

【映画】R2.7/1_「アメリカン・ドリーマー」「デニス・ホッパー/狂気の旅路」@九条シネ・ヌーヴォX

なぜ今、デニス・ホッパーなのか。 「デニス・ホッパーって、ヤク中・アル中の問題児だっけ?」というレッテル以外は何も知らずにいい歳になってた私ですが、何かこう、油断ならん存在として映画史にチラチラ現れる存在とも感じます。引き寄せられて観に行っ…

【ART】R2.6/27_Ku Klux Kunst「Corona Style」@Art Spot Korin

【ART】Ku Klux Kunst「Corona Style」@Art Spot Korin 世界中で「コロナ」と聞けば脊髄反射で、新型感染症の病名・感染そのもの、そして嫌悪や恐怖心までもが連想される昨今であります。感染症以前に流通していた「コロナ」という名称・商標はその意味を完…

【ART】菊池和晃「Draw a Circle」@The Third Gallery Aya/「円を描く」@京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

【会期】・The Third Gallery Aya_R2.6/16(火)~6/27(土)・「transmit program」 @KCUA_R2.4/4(土)~7/26(日) 6月中~下旬、菊池和晃の展示が大阪と京都で同時に展開されている期間があった。どちらも作品タイトルは「Draw a Circle」、「円を描…