nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

ART(大阪)

【ART】R6.3/1-17_岩谷雪子「西成で植物を採集するということ」@イチノジュウニのヨン、大阪市西成区の各所

西成の街を歩いて、何の植物が生えてるかなんて、考えたこともなかった。 作家と作品というのは、世界との関わり方に変化をもたらすものらしい。

【ART】R6.2/14-3/2_今井祝雄「ビデオテープガーデン」@+1art

黒いでしょう。ビデオテープなんですよぜんぶ。

【ART】R5.12/23-R6.1/28「Study:大阪関西国際芸術祭Vol.3」船場エクセルビル(5~6F)

「Study:大阪関西国際芸術祭 Vol.3」、本町の船場エクセルビル会場にて沓名美和・緑川雄太郎キュレーション『STREEET3.0:ストリートはどこにあるのか』展。 残りの5・6Fをレポ。カオスがやってくる。それは果たして無秩序なカオスか? (会期がR5年12/2…

【ART】R5.12/23-28「Study:大阪関西国際芸術祭Vol.3」:大阪大学中之島センター

「Study:大阪関西国際芸術祭Vol.3」、大阪大学中之島センター会場。研究機関にふさわしく、宇宙の話である。だが・・・ わからん、、 ( ´ ¬`) グバッ

【ART】R5.12/23-R6.1/28「Study:大阪関西国際芸術祭Vol.3」_『STREEET3.0:ストリートはどこにあるのか』船場エクセルビル(1~4F)

「Study:大阪関西国際芸術祭 Vol.3」、本町の船場エクセルビル会場では、沓名美和・緑川雄太郎キュレーション『STREEET3.0:ストリートはどこにあるのか』が展開された。廃ビルを丸ごと使った展示である。 このプログラムの会期は他会場と同じく12/23-28の…

【ART】R5.12/23-28「Study:大阪関西国際芸術祭Vol.3」西成エリア:日の出湯はなれ、花園北、釜ヶ崎芸術大学

2025年に世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭(仮称)」の開催を目指す、アート検証(study)プログラム3回目。主要プログラムは前回(2023.1-2月)と似た構成だ。しかし会期がたった6日間と、これまでの半分以下に短縮されている。 嘆…

【ART】R5.8/5-12/25「万博と仏教」@高島屋史料館

キャッチコピー「オリエンタリズムか、それとも祈りか?」が秀逸で、まんまその通りの企画である。万博(万国博覧会)と「仏教」の関係について、1970年大阪万博がそれ以前の万博と何が画期的に異なっていたのかを明らかにする。

【写真展】R5.9/24-10/28 横山大介「言葉に触れる身体のエチュード」@VISUAL ARTS GALLERY

実際には写真展ではなく、映像展示が主で、もっと言えば、「言葉」を再取り込みする身体的レッスンである。私達の。えっ?

【ART】R5.7/10-9/16_「新宮晋の頭の中」@山木美術

芸術家/風の彫刻家・新宮晋の展示が大阪・西天満で催されている。新宮晋スケッチブック『ぼくの頭の中』シリーズ続編(2巻・3巻)刊行に合わせた企画だが、ちょうど大阪中之島美術館で企画展『Parallel Lives 平行人生 — 新宮 晋+レンゾ・ピアノ展』とも…

【ART】R4.9/8-11・15-19 林勇気「君はいつだって世界の入口を探していた」@クリエイティブセンター大阪

大量の写真を取り込んでアニメーション化したり、他者の撮影した写真や動画を元に物語りを加えて作品化したり、活動の目覚ましい映像作家・林勇気の大規模な個展である。 CCO(名村造船所跡地)2階から4階までの広大なフロアを使い、各階で異なる展示形式…

【ART】R4.7/6~11「ART OSAKA 2022」Expanded Section@クリエイティブセンター大阪(1~2F)

第20回目のアートフェア「ART OSAKA 2022」、大阪市中央公会堂とは別に、大きなインスタレーション作品などは住之江の北加賀屋にある「クリエイティブセンター大阪(CCO)」で展開された。こちらは会期が少し長く6日間となっている。 全17人の出展のうち、…

【ART】R4.4/9~7/18 「モディリアーニ ―愛と創作に捧げた35年―」@大阪中之島美術館

みんな大好きモディリアーニヽ(^。^)ノ 御多分に漏れず私も何故か素通り出来ない。なんでか見てしまうのなんでだろう。駆け込みで展示観てきましたレポです。 だって 呼んでるんやもん 眼が( ´ -`) 【会期】R4.4/9~7/18

【ART】R4.7/8~10 「ART OSAKA 2022」Galleries Section(写真関連) @大阪市中央公会堂3階

今回で第20回目となる大阪版・現代美術のアートフェア「ART OSAKA」は、「大阪市中央公会堂」と「クリエイティブセンター大阪(CCO)」の2会場で開催される豪華仕様。前者はギャラリーセクションとして3日間、後者は大型のインスタレーション作品展示とし…

【展示】R4.4/16~6/19「庵野秀明展」@あべのハルカス美術館

「庵野秀明をつくったもの 庵野秀明がつくったもの そして、これからつくるもの」、その通りの回顧展だった。 稀代の監督・プロデューサーはどこから生まれたのか? その豊富なサブカルチャーの土壌と現場、そして庵野が関わり、庵野から生まれた名作の数々…

【ART】R4.2/2~3/21_ 大阪中之島美術館 開館記念 超コレクション展 99のものがたり(写真の展示品)

1983年の構想から約40年を経てオープンとなった大阪市の美術館。開館記念のコレクション展が約1ヵ月半ほど催された。膨大な内容のうち、写真展示を中心に紹介する。 大阪の前衛(新興)写真の歴史はいいぞ。 【会期】R4.2/2~3/21

【ART】R4.1/28~2/13_Study:大阪関西国際芸術祭2022 @船場エクセルビル(4F、5F、6F)

大阪万博2025に向けて、世界最大級アートフェスの開催可能性をさぐるスタディ/展示イベント「Study:大阪関西国際芸術祭」、船場エクセルビルの4~7階・残りを一気にレポします。 4階はポーランド作家陣による「記憶」や「繋がり」の作品、5階は日本人…

【ART】R4.1/28~2/13_Study:大阪関西国際芸術祭2022 @船場エクセルビル(3F:釜ヶ崎芸術大学、NISHINARI YOSHIO(西尾美也+kioku手芸館「たんす」)

「Study:大阪関西国際芸術祭」:船場エクセルビルの3階に来ました。 ここはガチの「大阪」が詰まった階です。何かというと、西成の東北端エリア:通称「釜ヶ崎」のソウルがあります。社会問題や弱者救済ではなく、現地の生活者が持つエネルギーをエンハン…

【ART】R4.1/28~2/13_Study:大阪関西国際芸術祭2022 @船場エクセルビル(1F:野田幸江、2F:落合陽一)

大阪のキタは梅田「グランフロント大阪」、中央は本町「船場エクセルビル」、ミナミは釜ヶ崎(西成)の3拠点でアートイベントが展開された。 2025年の大阪万博に合わせて、世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭(仮)」が開催を模索されて…

【ART】R1/18~2/12_ 芳木麻里絵「星をみる」@SAI GALLERY

宇宙や星空、胎内の遠さ――「神秘」を、見るのは誰で、語るのは誰なのか。そのことを問う作品だったように思う。 【会期】R1/18~2/12

【ART】R3.12/15~12/25_final wks.祭 平面展 @GALLERY wks. (ワークス)

「GALLERY wks. (ワークス)」は大阪北区・西天満のマンション最上階の1室にあるという珍しいアートギャラリーだったが、この12月の「final wks.祭」展を最後としてクローズする。2022年からは大阪府の最北部・豊能町に「vitokuras」という名で移転オープンする…

【ART】R3.8/31~9/18_福田真知「Closed Eyes ー眼を閉じてー」@The Third Gallery Aya

眼を閉じて、瞼の裏に浮かび上がる闇と像を油絵で描いた本作は、写真機の介在できないゼロ距離での「見る」行為や現象を可視化したものだった。心象光景ではなく、具体物もない、色と明暗の中にある視界である。生理的印象派、という造語が思い浮かんだ。 【…

【ART】R3.9/7~9/25_森栄喜「シボレス|鼓動に合わせて目を瞬く」@Calo Bookshop & Cafe

影が街の中でコミカルに動きを見せる。誰に向けてそれは放たれているのだろうか。誰にも向けられてもいないのだろうか。誰がキャッチするのだろうか。公の空間に投げ込まれた影と信号が、人のいなくなった都市に響く。 個人が支払い続けている犠牲としての公…

【ART】R3.7/17~9/5_船場アートサイトプロジェクトVol.1 @船場エクセルビル

いつの間にか開催されていた、大阪・船場のビル一棟を使ったアートイベント。気付いたら会期が終わりそうになり、気付いたら会期延長してくれていた。新型コロナ禍で動きづらかったのを勘案してくれたのだろうか? 感謝いたします。 写真と動画が主な展示で…

【ART】R3.7/16(金)~7/18(日)「表現の不自由展かんさい」展示内容(後編:韓国関連、その他) @エル・おおさか

騒動だけが膨れ上がった「表現の不自由展」、その実際の展示内容をレポ・後編。 後編では、韓国と日韓歴史認識に関連した作品と、その他の作品について取り上げる。うわあ。語りにくいなあ。言っとくけど穏便なことしか書かないすよ。あたしノンポリ猫ですか…

【ART】R3.7/16(金)~7/18(日)「表現の不自由展かんさい」展示内容(前編:天皇関連) @エル・おおさか

実行委員会と大阪府、主催者側と右翼団体との不穏な対立、間に立つ警察、そして相次ぐ脅迫と報道。もはや何の展示だったのか、展示の趣旨、作品の意味がそもそも何だったのか、色々と置き去りになっていて見失われていそうな「表現の不自由展」について、そ…

【ART】R3.7/17(土)「表現の不自由展かんさい」これまでの経緯~現場で整理券待ち @エル・おおさか

7/17(土)、「表現の不自由展かんさい」に行ってみたの巻。 入場のためには整理券をゲットしなければならず、どのぐらいの混雑になるか想定できなかったため、とりあえず早めに向かいました。ひー。 右翼的な方々と主催者側の方々とが車道を挟んでにらみ合…

【ART】R3.3/20~5/30_ミケル・バルセロ展 @国立国際美術館

ミケル・バルセロ。初めて聞く名前だ。 ホームページ等で出回っている広報画像と、実物の体験が違いすぎた。当初は、自然のパワーと個人の感情を掛け合わせた、やや古風な絵画だと思っていた。違った。刻々と移ろう自然の動態と、変遷を経てきた美術史とが1…

【ART】R3.3/20_「OPEN STUDIO 結から始まる起承転」@SSK(Super Studio Kitakagaya)

現代美術の作家さんが13人入居して制作している空間「Super Studio Kitakagaya(SSK)」のオープンスタジオ企画。創作の現場は、ギャラリーで完成された作品を観るのとは全く違った体験になりました。 【会期】2021.3/5~3/21

【ART】稲垣智子『Diary 2020』@The Third Gallery Aya

新型コロナ禍で外へ自由に出られなかった今年。外に出ること、人と会うことが困難になり、内面を見つめる時間が長くなった環境下で制作された作品群は「作家の日記」『Diary 2020』と名付けて展開された。 作品は動画映像が3本です。いずれも作者自身のパフ…

【ART】R2.8/22_『ヤン・ヴォー -ォヴ・ンヤ』@国立国際美術館

ヤン・ヴォー展。全く一筋縄ではいかない展示だ。 1度見ただけでは「???」で、写真仲間氏と共にもう一度観に行ったのだが、日頃は様々なジャンルの表現にビビッドな反応を示す仲間氏が、先に鑑賞を終えた直後にLINEで「難しかった」と一言だけ打ってきた…