nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【ART】2020.10/31_奥大和 MIND TRAIL③(吉野エリア_如意輪寺~下山・昼飯)~洞川温泉で1泊

アートイベント「奥大和 MIND TRAIL」はそぞろ歩きツアー、山歩き入門編の様相を呈し、アートというよりも新型コロナ禍で衰えた身体と向き合う試練となりつつあった。 レポ第3部は吉野エリア・山道を下りきった後のていたらく、昼飯、そして宿泊地の洞川温…

【ART】2020.10/31_奥大和 MIND TRAIL②(吉野エリア_花矢倉展望台、吉野水分神社~力石咲、木村充伯)

「奥大和 MIND TRAIL」吉野エリア・第2弾は、吉野山の山道に分け入りながら下っていきます。yamaだ!yamaだ!! からだの奥がよろこんでゐます。おもしろ&知的なアート作品もあるよ! 力石咲さんの発想は学ぶべきところがあります。 「人間が知性を持って…

【ART】2020.10/31_奥大和 MIND TRAIL①(吉野エリア_入口~参道、金峯山寺~山道の手前)

今年が初のアートイベント『奥大和 MIND TRAIL』。吉野、天川、曽爾(そに)の3エリアで展開されています。プロデューサーは「ライゾマティクス」代表取締役の斎藤精一氏。 他の地域系芸術祭と異なり、地元の道を歩くことに力点が置かれていて、作品は圏外…

【写真展】R2.10/25_橋本大和「そっちはどうだい」@ギャラリー・ソラリス

「そっちはどうだい」。はっとさせられる一言だった。 「そっち」と「こっち」が明確に分かれてしまった、ウィズコロナというもうひとつの日常。冒頭1枚目のセルフ・シャドウ・スナップは、作者からの声なき声となって響いてゆく。 【会期】2020.10/20~11/1

【写真展】R2.10/10_波多野祐貴『Unveil』@gallery176

スナップ写真を組み合わせた展示は、プリント、スクリーンへのスライドショーの投影、スクリーンから透過した像を受け止めるミラーの3種類の映像から構成されている。 タイトルの『Unveil』とは「ヴェールを取る、覆いを除く」という意味がある。剥されたの…

【写真展/KG、KG+】KYOTOGRAPHIE 2020 ★リンク集

★このページは「KYOTOGRAPHIE 2020」(KG+含む)の当ブログ・リンク集です。 blog記事作成とともに随時リンクを追加します。 【会期/KG本体プログラム】2020.9/19(土)~10/18(日)

【写真展/KG+2020】【No.31】西村勇人『Lives』、【No.32】マルセレ・フェルベルネ『黒い水』@MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w

【KG+】レポ。 VOICE GALLERY(ヴォイスギャラリー)の展示です。西村勇人『Lives』の、科学的見地から生命へアプローチするスタンスが興味深い。科学しましょう。 【会期】2020.9/18~10/4(西村勇人)、~10/18(マルセレ・フェルベルネ)

【写真展/KG+2020】【No.20】鈴木崇『Quiet Riot』@メディアショップギャラリー

会場入口のステートメントを読もう。『本展覧会は、トポロジー(位相幾何学)の考え方に着想を得て制作した作品や、別のテーマで制作した作品を、実験的にモンタージュもしくはブリコラージュした展覧会です。』 本作は目には見えず、日常的感性では想像も困…

【写真展/KG+2020】【No.37】「galleryMain archive project #1」、【No.34】三宅章介『切妻屋根の痕跡のための類型学Ⅲ/LIVE』@Lumen gallery

KYOTOGRAPHIEサテライト展示【KG+】、京阪五条近くの同じ建物内で隣接するギャラリー:「galleryMain」(ギャラリーメイン)と「Lumen gallery」(ルーメンギャラリー)の2ヶ所をレポ。 ギャラリーメインは取り扱い作家らのアーカイブ展だが、美しい作品だ…

【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2020(アソシエイテッド・プログラム)⑪大垣書店、⑫加賀谷雅道『放射線像/Autoradiographー放射能を可視化するー』、⑬瀧本幹也『CHAOS 2020』『LAND SPACE 2020』

「KYOTOGRAPHIE」本プログラムとは別枠、コラボ企画の位置付けで「アソシエイテッド・プログラム」 が3つ展開されている。 うち2ヵ所(立命館大学国際平和ミュージアム、妙満寺)は中心街からかなり遠いので、行けずに見送った人も多いのではないだろうか…

【写真展/KG+2020】@五条坂京焼登り窯_【No.S4】新レイヤ『擬態と変容』、【No.39】荒川弘之『CONCEPTUAL FLAME』、【No.40】ダン・ベイリー『DISPOSABLES』

「KYOTOGRAPHIE 2020」サテライト展示・【KG+】レポ。 ちょっと変わったところで、清水寺へ続く道のふもとあたりの「五条坂京焼登り窯」です。やきものを焼く窯があり、そこが【KG+】会場になっています。巨大な窯を取り巻く通路や部屋を用いた、なかなかワ…