nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【学生】R3.11/6~11/28_じないまちフォトプロジェクト2021「旧杉山家写真物語展」(大阪芸術大学)(後編)@その他会場

大阪府富田林市の古町並みが残る寺内町で展開された、大阪芸大の学生らによる「じないまちフォトプロジェクト2021 旧杉山家写真物語展」。学生とはいえ17人(教授ら2名含む)もの写真家が同じ歴史的建築物を撮影し、町中に展示するのは珍しい企画かと思いま…

【学生】R3.11/6~11/28_じないまちフォトプロジェクト2021「旧杉山家写真物語展」(大阪芸術大学)(前編)@旧杉山家住宅

大阪府富田林市、古くから残る「寺内町(じないまち)」の4会場を舞台に、大阪芸術大学の大学院生・写真学科生15名、准教授1名、教授1名の計17名が写真作品を展開する。 この前編の投稿では重要文化財にして巨大な邸宅:「旧杉山家住宅」会場を取り上げよ…

【ART】R3.11/19~11/28_現代京都藝苑2021「悲とアニマⅡ ~いのちの帰趨~」@The Terminal KYOTO

京都の「和」の2会場で展開される、現代美術の展覧会『悲とアニマ ~いのちの帰趨~』、この記事では四条烏丸の京町家を活かした会場「The Terminal KYOTO」での展示をレポります。1F、2F、地下・防空壕の3エリアを用いて展開。 たのしいよ ( ´ -`) …

【ART】R3.11/19~11/28_現代京都藝苑2021「悲とアニマⅡ ~いのちの帰趨~」/勝又公仁彦 @両足院、The Terminal KYOTO

建仁寺塔頭・両足院と「The Terminal KYOTO」の2会場で、現代美術展「現代京都藝苑2021 悲とアニマⅡ」が開催された。 13名の出展作家のうち、特に出展数が多く、また他の作家陣とはやや異なる展示形態をとっていた美術家・写真家の勝又公仁彦の展示について…

【ART】R3.11/19~11/28_現代京都藝苑2021「悲とアニマⅡ ~いのちの帰趨~」@建仁寺・両足院

京都の「和」の2会場で展開される、現代美術の展覧会。『悲とアニマ ~いのちの帰趨~』というタイトルから想起される喪失感や悲嘆のイメージとは裏腹に、仏教、日本現代美術と「和」の感性とを掛け合わせる展示でした。しなやかでつよい。 まず建仁寺・両…

【ART】R3.10/31~11/14_木津川アート2021/チームびゅ(成田直子×成田貴亨)『MIKANOHARA ALBUM』@寺子屋やぎや

「木津川アート2021」の展示プログラムの一つ。イベントの舞台である京都府木津川市加茂町の「瓶原(みかのはら)」に住む人々によって撮られてきたファミリーアルバム内の写真を複写し、私的に、確かに刻まれてきた無名の歴史を辿る作品である。蔵に収めら…

【写真展】R3.11/5~11/16_酒航太「ZOO ANIMALS」@gallery 176

想像していた「動物(園)の写真」とかなり違い、予期せぬ動きや姿形が逆に彼らを「何者であるか」同定させず、不思議で奇妙な存在へ至らしめている。肉眼で見るのとあまりに印象が違う、写真の中でしか出会えないフォルム・存在感ということだ。 【会期】R3…