nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

Photo(写真展)

【写真展】2025.11/1-12/25「あ³ 複製される感性 森山大道」@入江泰吉記念奈良市写真美術館

シンプルに成功していた面と大きな課題を突き付けた面とがある。

【試行と結果】観てもいない展示についてAIに書かせてみた(Google AI Studio、ChatGPT)

記事公開後、気持ちの悪さがずっと収まらず、いったん非公開にして、大幅修正を加えた。 「AIを使って、観てもいない展示について書いたらどうなるのか」 結果は、「やってはいけないことをした」「産んではいけないものが産み出された」という気持ちの悪さ…

【写真展】2025.11/19-23_淵上裕太「肌と距離」@GALLERY ROOM305

「距離」を撮るとはどういうことか?

【写真展】2025.6/28-9/7_土田ヒロミ「ヒロシマ・コレクション ―1945年、夏。」@中之島香雪美術館、7/1-27「Hiroshima Monument ―48景/46年」@LADS GALLERY

「KYOTOGRAPHIE 2025」から続く「ヒロシマ」、原爆と敗戦、戦後の核心部へ迫る作品展が大阪・中之島の2カ所で展開された。

【写真展】2025.7/19-8/3_野中ひとみ、山形紗織、澄毅「OVER THE RIVER 河をこえて」@HILL TOP GALLERY

野中ひとみは写真プリントへの刺繍で像を倍増する。山形紗織は写真の配置を曼荼羅のように糸で結ぶ。澄毅は写真プリントに穴をあけ、スリットを入れ、感光をもう一段開増やす。

【写真展】2025.4/12-6/15_報道写真家・浜口タカシ「ドキュメントアングル」@奈良市写真美術館

戻れない時代を見た。象徴的だったのだ。

【写真展】2025.5/9-6/7_児玉房子「1960-1980」/4/26-5/30_北島敬三「NEW YORK」

二つの展示は1960年代から80年代にかけての日本と、80年代ニューヨークがそれぞれ主題となっている。日米… 米国の背を追ってきた日本と、荒みきっていた米国。 児玉房子「1960-1980」(@The Third Gallery Aya、2025.5/9-6/7) 北島敬三「NEW YORK」(@VIS…

【KG+】/【35】鷹巣由佳 【19】SHIFT80 【26】千賀健史、林田真季

人は、自分を生きられるのか? 望ましい生き方を選べるのか? KG+の3つの展示が示唆するのは、三者三様の生き方、その選択についてである。 【26】千賀健史、林田真季 【19】SHIFT80 【35】鷹巣由佳

【KG】KYOTOGRAPHIE 2025 アソシエイテッド・プログラム

「KYOTOGRAPHIE」の中でも謎の位置づけにある「アソシエイテッド・プログラム」3本の鑑賞レポどす。

【KG+SELECT】2025.4/12-5/11「KG+SELECT 2025」@堀川御池ギャラリー

「KYOTOGRAPHIE」サテライトイベント「KG+」枠の公募型コンペ「KG+SELECT」、選出された10組の展示。 2025.4/14、今年のアワード受賞者は、フェデリコ・エストル「SHINE HEROES」に決定した。

【KG】KYOTOGRAPHIE 2025 ~5つの観点から14プログラムを見る~

「KYOTOGRAPHIE 2025」全14プログラムを5つの観点から見てみる。

【写真展】2025.3/25-4/6_熊谷聖司「あなた」@ギャラリー・ソラリス

そこにいるのは「あなた」という存在。

【写真展】2025.3/18-23_東松至朗「VIEW OSAKA あれから10年 有為転変」@ギャラリー・ソラリス

「大阪」の各所を撮った写真で、初回撮影時から約10年後、再び同じ場所を撮影し、それらを二枚一組で提示して、風景・土地の変化を示した作品である。

【写真展】2025.1/18-3/23「ブツドリ:モノをめぐる写真表現」@滋賀県立美術館

予想の3~4倍は射程が広かった。 「ブツ撮り」が、広がる。

【写真展】2025.3/7-4/6_頭山ゆう紀「残された風景」@PURPLE

何が残されたのだろうか?

【写真展&ART】2025.2/8-3/29_インゴ・バウムガルテン+鈴木崇「In Front of Behind」@HRD FINE ART

バウムガルテンと鈴木崇、2人の作品によって、都市の構造、何から都市空間が成り立っているかが如実に示された。線と面である。

【写真展】2025.2/1-3/30「写真の町東川賞 海外作家賞 受賞作品展」@奈良市写真美術館

写真をやっていれば必ず名を聞く「写真の町 東川」「東川国際写真フェスティバル」、だが北海道に行けなくて詰んでいる人は少なくないはず。そんな人(私)にとって嬉しい展示。

【学生】2025.2/9-16「大阪芸術大学卒業制作展2025」(優秀作品展-写真学科)@大阪芸大、2/4-14「大阪芸術大学大学院 終了制作展」@スカイキャンパス

引き続き、大阪芸大の卒展から「優秀制作展」にノミネートした写真学科の3名、映像作品の2名、同時にあべのハルカス・スカイキャンパスで催された同大学院の修了制作展からデザイン(写真)分野3名、計8名の作品をレポ。

【写真展】2025.2/7-18_鄭名植(Myoungsik Jeoung)「明鏡止水」@gallery 176

韓国の仏教文化、「荼毘式」。宮大工の眼から撮られる朝について。

【写真展】2025.2/8-3/1「Roots」@BLOOM GALLERY

「BLOOM GALLERY」が2009年に開廊して以来、特別な関わりのある作家として、内倉真一郎、林直、北義昭、田中一泉、福島耕平の5名が集うグループ展である。

【写真展】2025.1/10-26 芥オープニング記念「阿部淳 1983 + early works」@芥

写真集の読める写真集カフェ「芥(Aquta)」。2025年1月10日、京都の西陣に誕生。 君は5,000冊読めるだろうか。

【写真展】2024.11/5-30_元田敬三「麦酒・焼酎・缶チューハイ」@ビジュアルアーツギャラリー

私の知らない西成・あいりん地区(釜ヶ崎)に、「私が」立ち会っている実感が生じたことが驚きだった。

【写真展】2024.9/27-11/24_北野謙「時間の部屋」@東條會舘写真研究所

完成度と密度が高い。 ハンドアウトに詳細かつ簡潔に、各階の展示構成、作者のコンセプト、会場(東條會舘写真研究所)と写真との関わりが書かれており、実際その通りに理知と情とが収め/治められていて、展示のお手本のような展示である。

【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」③真庭/蒜山エリア(GREENable HIRUZEN)

2024.10/19(土)「森の芸術祭 晴れの国・岡山」ツアー、時間切れのため蒜山で打ち止めです。1日で回るの全然無理でした。 蒜山の「GREENable HIRUZEN」には川内倫子、上田義彦の作品があるので、見ずには帰れないのですわ。

【写真展】2024.10/5-11/2 畑祥雄「奇跡の森 EXPO'70」@The Third Gallery Aya

1970年大阪万博(日本万国博覧会)の跡地に整備された「万博記念公園」の森。通称「万博の森」。 自然と人間のあるべき関係性を、そして人は未来にどうありたいかを、森は問いかけてくる。

【写真展】2024.9/3-15_山形紗織「吹き溜まりの種」@ギャラリー・ソラリス

普通のポトレじゃない。一人の「彼」が複数の人物に見える、その揺らぎについて。音楽活動、ライヴでの「表現」と、写真による「表現」との二つが並行され、重なるところについて。

【写真展】2024.8/31-9/28_丹野章 初期作品「サーカス」「地底のヒーローたち」より @The Third Gallery Aya

丹野章、1950年代「サーカス」は知っていたが、1960年代以降の「地底のヒーローたち」は知らなかったし初見だった。炭鉱!

【写真展】2024.7/16-28_田中ヒロ「BOLZO」@ギャラリー・ソラリス

パワーだ。ライヴだ。

【写真展】2024.4/6~6/30「アンジュン「重力へ」方向と座標」@奈良市写真美術館

日本で初となるアン・ジュン(Ahn Jun)の体系的な個展。「Self-Portrait」シリーズのあまりのヴィジュアルの良さに却って見えづらくなっていたアン・ジュンの本当の姿と思考の幅広さ、本展示の最大の成果はそれらを伝えたことにあるだろう。

【写真展】2024.6/13-17_栗棟美里、澤田知子・須藤絢乃「INTERACTIONS」@LAUGH & PEACE ART GALLERY(吉本本館)

現代美術家、写真家3名のグループ展。華やかなポートレイト作品が集うが、三者ともそれぞれに異なる点でオリジナリティを問うものだった。