2024-01-01から1年間の記事一覧
全く異なるタイプの2つの展示。上原浩子は古来から人と自然・植物に伝わる生命力を「祈り」の立体作品で表わし、岩田小龍(Iwata Kotatsu)は様々な商品のパッケージ・デザインをポップアートに通じる絵画を展開する。 ◆上原浩子「祈りの庭」 ◆岩田小龍「so…
虚ろなる自演的実践を繰り返す、特殊詐欺グループ「Hijack Geni」犯行のすべて。
enocoで開催されたTIPAアートプロデュース2024「徳永写真美術研究所に関わる作家7人の個展と研究活動の報告展」の個展のうち、東松至朗の個展を別途取り上げる。撮影の数、場所、期間が膨大なプロジェクトであるからだ。
enocoで開催されたTIPAアートプロデュース2024「徳永写真美術研究所に関わる作家7人の個展と研究活動の報告展」の個展のうち、主催者の一人である徳永隆之の展示を別途取り上げる。 約20年間に亘って収集された、大量の「手書きの世界地図」がすごかったの…
TIPAアートプロデュース2024「徳永写真美術研究所に関わる作家7人の個展と研究活動の報告展」、企画全体のレポ。普通の「写真展」だと思って行くとかなり混乱する(しました)。 写真という枠に全く囚われないジャンルレスな手芸的な作品と、従来からお馴染…
2年目となる写真を専攻する大学・専門学校の選抜展。東京、名古屋、京都、大阪、福岡の全12校・12名の学生が一堂に会する、貴重な機会である。 日本全国から12名もの若きセンスと才能を一堂に集めれば、それはさぞ多彩さが昂じてカオスな空間になるのではな…
「植物図鑑」を標榜した中平卓馬とその作品・表現行為が、蛇のごとき滑らかな鱗を持つ爬虫類、時を渡る蛇のように立ち現れたのだった。
京都芸術大学の通信教育課程では「写真コース」が独立したコースとしてあり(通常の大学カリキュラムのほうは「写真・映像コース」とまとめられている)、毎年多くの卒業生の展示を見ることができる。 今回の2023年度も展示室(NA102)とギャルリ・オーブへ…
抑制の効いた写真の流れ。登場人物それぞれの存在という「糸」を等しく、一定のペースで編みこんで、一枚の「布」へと成らしめるがごとき作品である。23歳の作者が16歳の頃から撮り続けてきた「家族」は、文体によって貫かれていた。
西成の街を歩いて、何の植物が生えてるかなんて、考えたこともなかった。 作家と作品というのは、世界との関わり方に変化をもたらすものらしい。
黒いでしょう。ビデオテープなんですよぜんぶ。
白と黒のジャージ?のフードを頭にすっぽり被った非白人の男女が、向かい合って苗木を触っている。その下にタイトル「RECOVERY 回復する」と来る。それだけで十分だった。私は四国に渡り、丸亀に来た。
私の母校である「大阪国際メディア図書館 写真表現大学」のゼミ生3名が、同じギャラリーのフロアを分割し、個展(写真展)を同時開催した。 「里庭」「裏庭」「気持ち」、三者三様の表現に何が見えるのか。
山羊の肺は、戦争で何もかもを失った沖縄を支えた、女たちの体と息吹を象徴しているのかもしれない。
前回のプレスツアー時に招待券をいただいていたので、安井仲治をおかわりです。 今回はフリースタイルで気付きをさらさらと書いておきましょう。あ、いつもフリーか。フリーのおかわり。
家。家族。実家。 永遠にありそうで、はっと気付いた時には手から離れ、既に失われていたりする。 時にはこうして顧みる時間が必要なのだと思った。
この1年間、地味に入江泰吉の常設展が良かった。昔と明らかに何かが変わった。 今回は「世界遺産登録25周年記念」ということで、約70年前の奈良の風景、寺社仏閣が幅広く紹介された。
「あ³(あの3乗)展」。奈良女子大学、アーティスト3組(藤岡亜弥、SHIMURAbros、Ahn Jun)、そして入江泰吉記念奈良市写真美術館が新たなプロジェクトで、新たな展示空間を切り拓く。「あ」はアーティストの「あ」? アート? アイデンティティー?
2023年10月3日、78歳で逝去した野村仁をしのぶ展示コーナーが「コレクション展」に設けられた。実験み溢れる初期作品が並び、京セラ美術館のコレクション展特集「Tardiologyへの道程」(2023.10/27-12/17)からバトンを受け継ぐ形となった。
元旦でウェエエエイ。 初日の出を摂取するつもりであったが、寒いし朝早いの意味わかんなくて「でかい建築でいいのでは」と、 そうだ安藤忠雄をしよう。淡路島にいっておのころするんや。