2024-01-01から1年間の記事一覧
「紀南アートウィーク2024」白浜エリア、いや田辺エリアも含めた全体を通じて、「ホテル川久」内の「川久ミュージアム」で展開された「水の越境者(ゾーミ)たち」映像作品プログラムは最大にしてガチのものである。ホテル川久内部の鑑賞・探索と合わせるとm…
海に面したうねうね道に温泉ホテルが立ち並ぶ白浜温泉郷の中でも、完全に規格外の存在としてそびえ立つ「ホテル川久」。それはまさに異国である。 1F、2Fの吹き抜けロビー周りは「川久ミュージアム」として、鑑賞料を払うと自由に観て回れる。これが、超…
インディゲームに触れ合おう、夏。 活きの良いインディゲームの紹介と、ゲームの表象・アイコンやドット絵を取り込んだアート作品が展示される。活きがよい。
今年もZINEですツアーです。大阪会場の最終日夕方に滑り込み。 個性が。あります。ありました。
普通のポトレじゃない。一人の「彼」が複数の人物に見える、その揺らぎについて。音楽活動、ライヴでの「表現」と、写真による「表現」との二つが並行され、重なるところについて。
初の文学フリマに行ってみたよ。会場レポ&戦利品報告。 「二次創作・エロ・恋愛、小説、エッセイ、日記、短歌俳句ポエムの類は読まへんから安全だろう」などと油断しきっていたのだが、だめ。だめです。あっあっ。
丹野章、1950年代「サーカス」は知っていたが、1960年代以降の「地底のヒーローたち」は知らなかったし初見だった。炭鉱!
「大阪府20世紀美術コレクション」の作品に、名誉館長・立川直樹が自身の感性で音楽を選んで結び付ける企画展、第2弾。「社会と人間の関わり」がテーマ。 意外と戦後20世紀の写真が多いので良いですよ。
オッペンハイマーは何と戦っていたのか。
インベカヲリ☆、2冊の書籍『私の顔は誰も知らない』(人々舎、2022)、『なぜ名前に☆があるのか?』(読書人、2024)を元にしたトーク。聞き手は小説家の太田晴久氏。
いま、美術・絵画は「人間」を描くことが可能なのか?
大規模回顧展を想像して観に行ったらかなり勝手が違ったので、本展示の特徴と、それゆえに浮かび上がった村上隆という作家の特徴、作品制作における姿勢などの気付きについてまとめる。
写真を用いた非常にコンセプチュアルな作品から、筆のストロークによって構成された絵画作品へ、大きな作風転換を果たしている。どちらの表現形態も深く存在の本質に迫ろうとしていた。特に、晩年、逝去に向かうほどに、強く…。
パワーだ。ライヴだ。
身体。言葉。性別や恋愛について。それらを越境したところにある親密さについて。
アートホテル「BnA Alter Museum」でのアーティスト・イン・レジデンス公募・展示企画。アーティスト5組(みょうじなまえ+林航、Teom Chen + INTA-NET KYOTO、阿児つばさ、藤田クレア+白石晃一+石川琢也、久保田荻須智広)が各階のギャラリースペースで…
写真はどこまでが「写真」なのか? 何の材料も無く考えることは困難だ。作家の試みを介して変成・拡張された「写真」の姿に触れ、その可能性を知る。
日本で初となるアン・ジュン(Ahn Jun)の体系的な個展。「Self-Portrait」シリーズのあまりのヴィジュアルの良さに却って見えづらくなっていたアン・ジュンの本当の姿と思考の幅広さ、本展示の最大の成果はそれらを伝えたことにあるだろう。
現代美術家、写真家3名のグループ展。華やかなポートレイト作品が集うが、三者ともそれぞれに異なる点でオリジナリティを問うものだった。
「身体を彫刻とした作品」と言えば一言で済むのだが、その分かりやすい言葉を掘り下げて、意味の三次元的な膨らみを求めてみたい。
バタイユ「非生産的消費」、ポップな花、記号合わせ ― アイデンティティーの同定を巡る営為。
【KG+】2024.4/4~6/9_BALL GAG「Hype(Loop)Core」@BnA Alter Museum 【ART】2024.4/4~22「Drago(Loop)Core」@京都蔦屋書店
「BALL GAG(ボール・ギャグ)」、一体何者なのか、性別もグループなのかも分からない名義のアーティスト。そして展示も得体が知れない。写真? 彫刻? 「KYOTOGRAPHIE」シーズンに「KG+」枠で催された個展「Hype(Loop)Core」と、同時に展開された個展「Dr…
「KG+SELECT 2024」レポ後編・残り5組やっていくぞ。 (何穎嘉、蔡昇達、アビシェーク・ラジャラーム・ケーデカル、劉星佑、宇佐美雅浩)
ドキュメンタリー性に何を加えて多角的に展開させるか。 現実の社会性に演出・演技が加わり、写真表現の可能性がまた一つ広がってゆく。
「KYOTOGRAPHIE」運営側もまた写真作家なのだ。 そんな7名のグループ展である。
【KG+】No.06_田口るり子「OPEN YOUR EYES」 目と手が強烈に印象に刺さる。
全く異なるタイプの2つの展示。上原浩子は古来から人と自然・植物に伝わる生命力を「祈り」の立体作品で表わし、岩田小龍(Iwata Kotatsu)は様々な商品のパッケージ・デザインをポップアートに通じる絵画を展開する。
昨年度「KG+SELECT 2023」出場作家3名が集い、写真という枠組みの変容についてそれぞれの視点から可視化する試み。 だが、本展示は難問である。どうしましょうか( ◜◡^)っ
「KYOTOGRAPHIE」京都国際写真祭 2024、今年のテーマタイトルは「SOURCE」。 が、毎年のことながら、どの展示もコンセプトに縛られることなく構成・見せ方が特徴的で、ぜんぶ「インスタレーション」と言ってしまいそうになる。 なので、全13個のプログラム全…
虚ろなる自演的実践を繰り返す、特殊詐欺グループ「Hijack Geni」犯行のすべて。