Photo(KYOTOGRAPHIE、KG+)
【KG+】2024.4/4~6/9_BALL GAG「Hype(Loop)Core」@BnA Alter Museum 【ART】2024.4/4~22「Drago(Loop)Core」@京都蔦屋書店
「BALL GAG(ボール・ギャグ)」、一体何者なのか、性別もグループなのかも分からない名義のアーティスト。そして展示も得体が知れない。写真? 彫刻? 「KYOTOGRAPHIE」シーズンに「KG+」枠で催された個展「Hype(Loop)Core」と、同時に展開された個展「Dr…
「KG+SELECT 2024」レポ後編・残り5組やっていくぞ。 (何穎嘉、蔡昇達、アビシェーク・ラジャラーム・ケーデカル、劉星佑、宇佐美雅浩)
ドキュメンタリー性に何を加えて多角的に展開させるか。 現実の社会性に演出・演技が加わり、写真表現の可能性がまた一つ広がってゆく。
「KYOTOGRAPHIE」運営側もまた写真作家なのだ。 そんな7名のグループ展である。
【KG+】No.06_田口るり子「OPEN YOUR EYES」 目と手が強烈に印象に刺さる。
昨年度「KG+SELECT 2023」出場作家3名が集い、写真という枠組みの変容についてそれぞれの視点から可視化する試み。 だが、本展示は難問である。どうしましょうか( ◜◡^)っ
「KYOTOGRAPHIE」京都国際写真祭 2024、今年のテーマタイトルは「SOURCE」。 が、毎年のことながら、どの展示もコンセプトに縛られることなく構成・見せ方が特徴的で、ぜんぶ「インスタレーション」と言ってしまいそうになる。 なので、全13個のプログラム全…
2002年の展示から21年ぶりの開催となる「花人生」展。荒木経惟と言えばその幅広いキャリアと仕事量にも関わらず、女体と花、死とエロス、と、「花」は強烈すぎるぐらいにアラーキーの代名詞として定着してきた。そのため今ここであえて観るべきか否か、躊躇…
「KYOTOGRAPHIE 2023」メインプログラムをテーマタイトル「BORDER(ボーダー)」から読み解く後編。 続いては「作品テーマ、被写体にまつわるボーダー」へのアプローチ・取り組みの面からKYOTOGRAPHIEを振り返ってみる。
第11回目のKYOTOGRAPHIE 2023(京都国際写真祭)(以下、略称「KG」を使う場合あり)のテーマは「BORDER(ボーダー)」。ここでは全15展示について、どんな「ボーダー」と関わり、扱っているかを概括してみる。
「KYOTOGRAPHIE 2023」サテライト展示「KG+SELECT」レポ。2会場に分けて催されたうち、「京都芸術センター」の4組のアーティストについてレポートする。
「KYOTOGRAPHIE」のメインプログラムと対を成す重要プログラムが、公募で審査員から選出される「KG+SELECT」である。今回は全10組の作家が2会場に分けて展示されたので、会場ごとにレポートする。 まず、「堀川御池ギャラリー」で展示された【A1】~【A6】…
「KYOTOGRAPHIE 2022」の主役プログラム「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」レポ・最終回です。5F展示・5名のうち、最後の2名:岡部桃、清水はるみを紹介する。 色彩と廃墟の水圧が見事な岡部桃の叙事詩、色鮮やかで軽みのある清水はるみの博物学。…
「KYOTOGRAPHIE 2022」日本の現代女性写真家・10名を特集する展示企画。後半は「HOSOO GALLERY」5Fの吉田多麻希、稲岡亜里子、林典子、岡部桃、清水はるみのうち、前3名をレポートする。(分量の都合により、岡部桃、清水はるみは次号に回します。。) 2…
【KYOTOGRAPHIE】プログラムNo.3「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」では、タイトルの通り10名もの日本人女性写真家が1会場「HOSOO GALLERY」(2F、5F)に集結している。 実力、質、テーマの多彩さ、いずれの点でも今年の【KG】において支柱的な展…
「KYOTOGRAPHIE」本体プログラムがゴージャスな空間表現の「写真祭」なら、同時開催プログラム「KG+SELECT」は今が旬の、階段を駆け上がろうとしている写真作家らの闘技場。むしろこっちの方が「写真作品」の実直な現在形を示しており、二つは対の、不可分の…
「KYOTOGRAPHIE」サテライト展示プログラム「KG+SELECT」・展示8名のうち、残り4名のレポ続編です。意図したわけではないが3名がモノクロ作品なので妙に黒くて暗い記事になってしまった ('o' ) ドキュメンタリー色が強く、作者自身と取材対象者の内面の掘…
10周年を迎えた「京都国際写真祭・KYOTOGRAPHIE 2022」、今回はテーマタイトル「ONE」を掲げ、いつもと変わらず多彩で多様な写真表現を、様々な建築空間をふんだんに用いて展開している。 本稿では、会期1日前に催されたプレス内覧会の様子を元に、KYOTOGRA…
京都・河原町の複合商業施設「GOOD NATURE STATION」4Fギャラリースペースにて、KYOTOGRAPHIEサテライト展示【KG+】が9月、10月と続けて催された。 都市の壁面イメージを重ねに重ねて写真の被膜に都市を現わす横山隆平、マリアム・コードバチェの制作した…
KYOTOGRAPHIE本体プログラム、二条城編です。 これは、9月18日のKG開始日どころか、9月17日のプレス内覧会でも「公開時期未定」で伏せられており、翌週で段階的に開場、9月23日にフルオープンとなった。 内容は、2011年・東日本大震災の記憶と声を「今」に伝…
【KG+SQUARE】後編、2F途中から3F「KG+フォトブックフェア」までレポです。 KG+の写真展示をビルに集めただけでなく、4日間限定ながら写真集・ZINEの即売会が催されるなど、独自色のある会場となっていた。楽しかったなー。写真界隈の祭りがもっとこう…
JR京都駅からほどなく「京都中央信用金庫・旧厚生センター」建物をフルに使って、KYOTOGRAPHIEサテライト展示・特別企画「KG+SQUARE」が、今年初めて開催された。 KG+参加作家の展示をダイジェストで紹介するほか、各部屋での「KG+」展示、そして期間限定で…
KYOTOGRAPHIEサテライト展示「KG+」のレポも進めていきましょう。 まず3つのプログラム:⑫MUGA、⑬成田貴亨、⑮ふくだぺろ+ゆみ、澤崎賢一、ベサンスン、を紹介する。(No.はMAPに準拠)
今年度の【KG+】のなかで、いや、KYOTOGRAPHIE本体を含めた中でも異彩を放ち、重みがあったのがこの展示だ。 他の会場では断られたため、KG主催者の配慮により「KG+SELECT」会場での展示となった本作は、巨大な開発計画に当事者として直面した作者が抱いた不…
「KG+SELECT」2021の後編、全9組中4組をレポート。後編は、⑥藤井ヨシカツ、⑦吉田多麻希、⑧山本郁、⑨フレデリック・メリー を紹介する。 なお、10/16(土)夕方、「KG+SELECT 2021 "Grand Prix by GRAND MARBLE”」、今年度「KG+SELECT」最優秀賞として、吉…
「KYOTOGRAPHIE」サテライト展示「KG+」の中でも、審査委員会の審査を経て選抜された作家によるグループ展示が「KG+SELECT」だ。これまでは元・小学校の校舎を会場としていたが、今回は急遽変更になり、KGインフォメーションセンターの入った「三条両替町ビ…
あのアニエスベーです。ブランド「agnes b.」の創始者ですよ。 絵のほうはフランス人美術家クレール・タブレ(Claire Tabouret)の作品で、その肖像画で着せ替えをした写真がアニエスベーの作品である。小さいコーナーだが、2020年春の新型コロナ禍・ロック…
「KYOTOGRAPHIE」本体プログラム⑭・榮榮&映里(ロンロン&インリ)は、蹴上、南禅寺のあたりに位置する「琵琶湖疎水記念館」で催された。KG本体プログラムの中で一つだけ離れた会場だったが、記念館の屋内外のスペースを大胆に用い、他の展示と別格のスケールで展…
KYOTOGRAPHIE 2021プログラム⑫トマ・デレームと、⑬八木夕菜の展示は「建仁寺」内の「両足院」で開催された。どちらも植物の「種」に関する作品である。暮らしの中で流通している野菜や果物について顧みる機会となるだけでなく、「和」の建築空間に「写真」が…
KYOTOGRAPHIE本体プログラム、祇園の北西エリアにあたる三条~四条のビル(Sfera、ASPHODEL)で展開された2つの展示を紹介する。 ⑩リャン・インフェイ(梁莹菲)は性暴力サバイバーの証言を基にした作品、⑪ディヴィッド・シュリグリーはシャンパンメーカー…