青い宇宙空間に漂う惑星か、口のない陶器か。それは、たまご。養鶏場で生み出されながら、見える形で市場に出回らなかった卵――「破卵」(ハラン)の個性と生命力が、実物と共に示される。
【会期】2021.4/16(木)~5/5(水)
続きを読む青い宇宙空間に漂う惑星か、口のない陶器か。それは、たまご。養鶏場で生み出されながら、見える形で市場に出回らなかった卵――「破卵」(ハラン)の個性と生命力が、実物と共に示される。
【会期】2021.4/16(木)~5/5(水)
続きを読む体当たりで触れて歩いて観る展示、ピピロッティ・リスト回顧展。美術館3Fの全室にカーペットが敷かれ、一つの繋がった空間としていて、鑑賞者は靴を脱いで、カーテンで区切られたセクションを巡る。それはリストの映像作品の中へ入り込んだような体験である。
その世界観は「女性」「フェミニズム」の枠組みを軽々と超えていて、性そのものや、地球・自然と人間との関わりなど、命について広く物語る。
【会期】2021.4/6(火)~6/13(日)
続きを読むリアルよりも、液晶画面に映る容姿と仕草がリアル、オンラインでの意志疎通がリアル。そして圧倒的に不確かで。そんな時代の虚実を鮮やかに突く作品だ。
【会期】2021.3/26(金)~4/24(土)
続きを読むアートホテルとして有名なアンテルーム京都のギャラリースペースで、2ヶ月にわたって写真家・赤鹿麻耶の企画展が催された。アンテルームはいつもKYOTOGRAPHIEの時期にはサテライト企画「KG+」に参加し、新進気鋭の写真・現代アートの作家を展開してきたが、KG会期外にも写真を扱ってくれるのはとても嬉しい。
本展示『ときめきのテレパシー』は、赤鹿麻耶がこれまでに取り組んできた各種シリーズから写真をセレクトし直したもので、会期を2つに分け、展示を入れ替えて展開される。
それは「夢」の世界なのか、現実なのか。
【会期】(前編)2021.2/25(木)~3/22(月)
(後編)2021.3/24(水)~4/19(月)
続きを読む関西の写真系ギャラリーが3/21(日)、また一つ幕を閉じた。最後の展示はゆかりのある約60名によるグループ展。
2009年の開廊以来、毎週のように展示を催し続けてきた場である。ただ、HPには「一旦閉廊します」「近い機会に、必ずお会いしましょう」とあり、今後また再開される意思を込めたメッセージが掲げられている。
【会期】2021.3/17(水)~3/21(日)
続きを読む新型コロナ流行の影響によって1年延期された、ソール・ライターの展示である。絵画のように美しいカラーのスナップ作品のほかに、リバーサルのスライドショー、セルフポートレイト、そして重要な二人の女性:妹のデボラとパートナーのソームズ・バントリーの写真が特集され、2017年の展示からさらに人生に踏み込んだものとなっていた。
【会期】2021.2/13(土)~3/28(日)
続きを読む現代美術の作家さんが13人入居して制作している空間「Super Studio Kitakagaya(SSK)」のオープンスタジオ企画。創作の現場は、ギャラリーで完成された作品を観るのとは全く違った体験になりました。
【会期】2021.3/5~3/21
続きを読むだんだんと季節が回って暖かくなってきたが、本作は濃厚な暑さが立ち込める夏が舞台である。
ひと夏で3人もの別れを経験した作者は、自然の豊かな地で、人の生きる現世とは異なるものたちにしきりに眼を向けている。それは即物性からのシュールさへと結び付いていた。
【会期】2021.3/18(木)~3/24(水)
続きを読む