2022-01-01から1年間の記事一覧
京湯葉の老舗店舗の奥にある工場で、湯葉を作るように、反物を織るようにして写真作品が展示されている。 【会期】R4.3/3~3/6
京都の清水寺で、横たわって幼児の声で呟く巨大こけし、スタイリッシュでメタリックな近未来的巨大狛犬! スーツ姿のおじさんが無限に9カウントと海水息止めを繰り返す! 絵画!彫刻!猫!心臓!遅延する風景! 祭りだ!京都だ!そしてアートだ!わああ。 …
2年間の学びで得た技術や世界観を発表する修了制作展。多数のクラスが交代で展示をしていくが、私が見たのは「クリエイティブフォト専攻」である。 年齢層の若さもあって、従来だと身近な日常や心象、あるいはストリート・都市景のスナップ写真が主だったが…
1983年の構想から約40年を経てオープンとなった大阪市の美術館。開館記念のコレクション展が約1ヵ月半ほど催された。膨大な内容のうち、写真展示を中心に紹介する。 大阪の前衛(新興)写真の歴史はいいぞ。 【会期】R4.2/2~3/21
アワジマン、つまり「淡路人」である。本作は、一家が淡路島に移り住んでからの3年間を写したもので、妻、3人の子供、愛犬の6人家族が自然溢れる新天地で繰り広げる、唯一無二の日々が写っている。 【会期】R4.2/11~2/27(当初2/23までだったが、延長さ…
大阪万博2025に向けて、世界最大級アートフェスの開催可能性をさぐるスタディ/展示イベント「Study:大阪関西国際芸術祭」、船場エクセルビルの4~7階・残りを一気にレポします。 4階はポーランド作家陣による「記憶」や「繋がり」の作品、5階は日本人…
「Study:大阪関西国際芸術祭」:船場エクセルビルの3階に来ました。 ここはガチの「大阪」が詰まった階です。何かというと、西成の東北端エリア:通称「釜ヶ崎」のソウルがあります。社会問題や弱者救済ではなく、現地の生活者が持つエネルギーをエンハン…
大阪のキタは梅田「グランフロント大阪」、中央は本町「船場エクセルビル」、ミナミは釜ヶ崎(西成)の3拠点でアートイベントが展開された。 2025年の大阪万博に合わせて、世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭(仮)」が開催を模索されて…
2021年5月発刊の写真集を元にした展示である。2021年3~4月の渋谷のギャラリー「SAI」から1年越しで関西での展示となった。写真集が独特かつ高価で、話題作と聞きながらも目にする機会がなかったので、有難い企画となった。 以下、2/12(土)に行われたギ…
宇宙や星空、胎内の遠さ――「神秘」を、見るのは誰で、語るのは誰なのか。そのことを問う作品だったように思う。 【会期】R1/18~2/12
同行した写真仲間が「うめめとはまた異なる観点でのコミカルなスナップ」と評していて、いやもうほんとそうですと頷いた。軽妙と距離感と記録性、それがオカダキサラの強みであり、なかでも写真が都市風景であること、その記録性の高さが梅佳代との最大の違…
T.I.P(TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY)が主催する「写真集を読む会」に、ゲストとしてオンライン参加しました。 T.I.Pの鈴木雄二さん(以下ユージさんと呼びます。)とともに、熊谷聖司作品、特に近年の写真集について、他の著名な写真家・写真集と照らし…