nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

【ART】R5.8/13_犬島精練所美術館

真夏の犬島である。最高である。青い空、青い海と、銅の色。瀬戸内海の離島に行くなら真夏が最高である。しかし暑い。暑すぎた。後に体調不良でグダグダになった。皆さん熱射病に気を付けながら太陽と銅と近代をお楽しみください。

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【写真イベント】R5.7/21-23_flotsam books 「flotsam zines tour 2023」@京都(kivi/y gion)

写真集販売でお馴染みの書店「flotsam books」さんが、ZINEを広げて即売するツアー企画。この7月下旬、京都の祇園にやってくると知り、ZINEを漁りに行ったのであった。

お買い上げ品も含めて偏りの多いレポをします。

【会期】R5.7/21~23

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【映画】R4.12/3公開/R5.7/14-20朝練_井上雄彦監督「THE FIRST SLAM DUNK」

バスケが超クオリティのアニメ化で前代未聞だとすごい騒ぎになっていたのも2022年の年末のこと、忘れかけていたらこの7月に朝イチの時間帯で上映が。朝練だということで観てきたの巻。

めっちゃ動くバスケアニメになっていたすごい。

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【ART】R5.7/10-9/16_「新宮晋の頭の中」@山木美術

芸術家/風の彫刻家・新宮晋の展示が大阪・西天満で催されている。新宮晋スケッチブック『ぼくの頭の中』シリーズ続編(2巻・3巻)刊行に合わせた企画だが、ちょうど大阪中之島美術館で企画展『Parallel Lives 平行人生 — 新宮 晋+レンゾ・ピアノ展』とも同期している。

【会期】R5.7/10~9/16

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【映画】R5.7/14公開 宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」 

主人公がすごく迷いなく生きていたし、迷いなく突っ込んでいくがゆえに迷宮のど真ん中へ深入りしていくし、迷宮の果て、世界の滅亡から見事に現実世界へ生還する。これは宮崎駿というクリエイターの生き様と、彼が生み出してきたキャラクターの生き様、その集大成と呼ぶにふさわしい。

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【写真展】R5.4/1-7/23_「荒木経惟 花人生」@何必館・京都現代美術館(KYOTOGRAPHIE2023.アソシエイテッド・プログラム)

2002年の展示から21年ぶりの開催となる「花人生」展。荒木経惟と言えばその幅広いキャリアと仕事量にも関わらず、女体と花、死とエロス、と、「花」は強烈すぎるぐらいにアラーキーの代名詞として定着してきた。そのため今ここであえて観るべきか否か、躊躇すら催させた。

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【写真展】R5.6/9-29_大坪晶「カーテンの向こう側」@N project

「NUKAGA GALLERY OSAKA」が「N project」へ改名、リニューアルオープンした。

そのオープニング展が大坪晶で、戦後日本の米軍による接収住宅と歴史の痕跡をテーマとした従来作「Shadow in the House」シリーズに、新作のインスタレーションが加えられた。

【会期】R5.6/9-6/29

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【写真展】R5.5/20~6/17_元永定正の「写真」@The Third Gallery Aya

具体美術協会のメンバーであり、絵本作家としても活躍した元永定正が、写真作品も手掛けていた。

 

・・・という軽い気持ちでいつものように書こうとしたが、思わぬ泥沼にはまりこむこととなった。もはや闇である。

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【写真展】R5.4/8~6/25_池本喜巳「記憶のとびら」@奈良市写真美術館

鳥取・山陰に根差した写真家である。その地に深く根差した作品が集まる展示となった。だがその価値は、個別の地域の特殊性、記録性にあるというだけではない。活動からは植田正治に象徴される、地域の写真文化と歴史が大きく働いていることが伺えた。

【会期】R5.4/8~6/25

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【写真展】R5.5/26~6/12_成田直子「Natura morta in camera ―部屋の中の静物―」@GALLERY 04街区

生活の身近なところにある写真をコラージュ的に用いて、静物を描いたセザンヌやジョルジョ・モランディの絵画に重ね、再構築し、空っぽの器について踏み込んでゆく作品である。

折込チラシ広告の写真を用いたコラージュは、モランディのオブジェと驚くほどの類似を見せる。

【会期】R5.5/26~6/12

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