【展示】猫目線の玩具箱 ~Toy box seen from cat's eyes~ @ギャラリー「4匹の猫」
H29.5/12(金)
大阪は梅田・茶屋町。ZARAの隣から脇道に入り、パンケーキ専門店「Butter茶屋町」やジャンカラ、ベトナム料理のエレファントカフェなどが並ぶ道をゆくと、ギャラリー「4匹の猫」があります。(知らなかった)
LOFTに行くときでさえも通らない道。されど高校、浪人時代に河合塾に通っていた際、この界隈を物憂げにさまよっていたので思い入れはすごい。
「写真表現大学」の仲間を含む5名が小物や絵を展示・販売するという企画があり、
<会期> 2017.5/11(木)~16(火)
駆け付けたにゃん。
梅田のパーツ撮影に2ヶ月おきにぐらいで歩いたりしていたが、ギャラリーがあったかなあ。記憶にない。
ここですにゃん。ダイレクトメールの表紙に載っていた、例の目力の強い猫です。
はい。
二階に上がりましょう。
おーいいかんじ。シンプルだが暖かい空間。
5名の作家さんが、めいめい自分の好きなものを出している。
一品一品、手作りならではの面白味があります。
ねこの目力があるにゃん。
◆青木 穂典 氏(Aoki Honori)
写真表現大学つながりで知り合ったお姉さま。
どこか異国の風を感じるぬいぐるみや、キラキラのデコレーションを施された鏡などを作成されています。
作品の作り手でもありつつ、本懐はこのグループ展の企画立案・運営を手掛けるプロデューサーとしての役割で、縁の下の力持ちとして活躍されています。
おどるにゃん。
キキキー (^o^)
お鏡。
などなど。
閉館まで1時間を切っていて、喋るのと撮るのとで忙しく、ワーワーしていたら、偶然にも昨年お世話になった写真の先生;中川先生が来られました。
あれやこれや。東松照明やら安倍政治のことやらあれやこれや。
誰も「金曜の仕事終わりにギャラリーで集まりましょう」などと呼びかけていなかったのに、謎に関係者が集まります。引力というものを見ました。展示をすると出会いがある。いいですね。
◆武藤さよみ 氏
言わずと知れた、我ら表大2016年度生のリーダーです。アート全般に造詣が深く、守備範囲が広すぎて謎が多い御方です。この夜はツムツム好きであることも判明し、いっそう謎が深まりました。
シンプルに置いて飾る石かなと思いきや、実践的なコンセプトがありました。
取組の骨太さが現代アートでした。311被災地の宮城県石巻市雄勝(おがつ)町で、壊滅的被害に遭った硯(すずり)の工場から、硯の材料となる雄勝石を買い取り、自身のギャラリーの床材に使うなどといった支援を行われました。展示品は黒い石はそのとき仕入れたものです。
エメラルドグリーンのほうは、廃ガラスの中に芽が封じ込められていて、暗闇でぼうっと光るらしいです。復興への願いが込められています。
◆日々是好日 氏
写真表現大学の戦友にして、建築関係について教えてくれるお姉ちゃん。通称「みっこさん」ですが、今回は別名義で展示されています。
アクセサリーがたくさんある/(^o^)\ いつの間にこんなに。仕事がけっこう忙しかったはずなんですが。KYOTOGRAPHIE行ったり奈良に花見に行ったりしてる合間にも作り溜めてはりましたか。うわあ私なにも作ってない(死
宇宙的なフォルムのもの、鳥の羽をあしらったもの、クリスタルと、様々な素材、形状を用いはります。
◆山田 貴裕 氏
DMに掲載されている猫絵の作者さんです。猫力がすごい。
この日、会場で初めて知り合いました。ハジメマシテー。
猫だけでなく何でも描かれるそうですが、毛のあるものがお好きなようです。うらやましいなあと思います。毛ですよ毛。描けますか皆さん。毛で一日が終わませんか。常人は毛が描けません。いいなあ。
ねこ、
ねこ、
ねこ。
可愛いだけではなく、本人の意思のようなもの、こちらを見返してくる強き眼差しがありますね。個々のねこに人格を認めておられる。
現在同時に5か所ぐらいで展示をされているらしく、作家活動のキャリアの長さと余裕を感じさせます。「やせてるから食べなさい」とお姉さんたちにしきりに肉をすすめられていました。やせてはりました。5つぐらい年上だと思ってたら普通に年下でした。うぎゃあ。
◆いとうきみえ 氏
お会いしたことはないのですが、クリアな色彩のイラストが魅力的です。
このあと「PLUM茶屋町」になだれこんで、日本酒や焼酎で割った梅酒とナシゴレン、生春巻きなどを食べつつ、ちかん被害の話などで盛り上がり、「人間は動物である」という結論を噛み締めたりしました。窃視、倒錯的な快楽には一定の理解は示せるけれども、 ちんこを他人の眼前に晒したり、掌に載せるような性癖については、全く未知の領域であって、まだまだ知らないことが多いなあと思いました。
みんなちかん被害遭いすぎ。私もあるけど。
という晩にゃん。
一見「普通」の人々が、実はそれぞれに色やメロディーを持っていて、街のどこかでささやかにその世界を表わします。特別な天才などではないけれども、見慣れた友人・仲間を見る目が、はっと変わるような、可能性があります。皆さん表現しましょう。