nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2018_ロミュアル・ハズメ「ポルト・ノボへの路上で」@誉田屋源兵衛

作者ロミュアル・ハズメベナン共和国からやって来た。隣国にはナイジェリアとトーゴがあり、国境付近は「用が無いなら近づくな」と外務省の勧告が出ている。この日本とは対照的な、砂と熱と精霊が支配する西アフリカ大陸の、タフでしたたかな暮らしを伝える。 

  

続きを読む

【写真表現大学】H30.4/28(土)_2018年度入学式(message from TA)

【写真表現大学】H30.4/28(土)_2018年度入学式(message from TA)

 

( ´ - ` ) はい。

大阪国際メディア図書館:写真表現大学及びEスクール、2018年度入学式に際しまして、都合により欠席しますので、不在者プレゼンテーションを投稿します。

私、「研究ゼミ3」所属および「TA」(Teaching Assistant)を務めます、タシロユウキです。よろしくお願いします。

イラストでは、ねこの姿をしていますが、残念ながら今のところ人間です。将来的にはどうなるか分かりませんが、まあもう猫でいいかなと思っています。人間ですけども。猫でもいいかな。はい。

続きを読む

【写真展/KG+2018】H30.4/21(土)◆『Group Exhibition 「HEISEI」』@HOTEL SHE,KYOTO ◆ホテルアンテルーム京都

H30.4/14~5/13、KYOTOGRAPHIEの季節です。見た先から記録します。

京都駅の南側にある2件のホテルで展開された「KG+」展示(『Group Exhibition 「HEISEI」』@HOTEL SHE,KYOTO、ホテルアンテルーム京都)について。

 

 

続きを読む

【写真展‐トークショー】KG+ 2018_"FOVEON Special Talk"第3部「Ways of Seeing ~視ること・撮ること~」伊丹豪 × 小林美香

「KYOTOGRAPHIE」(KG)との連動プログラム「KG+」

SIGMA社の協賛企画にて、作家やブックデザイナーらのトークイベントが複数行われた。その中で、SferaExhibitionでの「Ways of Seeing ~視ること・撮ること~」では、写真家・伊丹豪と写真研究者・小林美香が登壇。「平面」を写し出す作者の思い、制作秘話が、写真研究者の視点から引き出された。 

作家の個性、熱い思いや来歴、そして作品の読み方について――作家という一種の「異邦人」に対し、写真研究家という「通訳」の仕事を介することで、スムーズに対話することができる。そういう場を体感しました。 

続きを読む

【写真展/KG+】◆元・淳風小学校(前期:顧剣亨、relaxmax、東地雄一郎、ガブリエル・ド・ラ・シャペル、森本洋輔、愛場大介、等)

【写真展/KG+】◆元・淳風小学校(前期:顧剣亨、relaxmax、東地雄一郎、ガブリエル・ド・ラ・シャペル、森本洋輔、ジェットダイスケ etc)

 

平成29年3月で閉校となった淳風小学校は、1931年竣工という上品なレトロ感を活かし、KG+展示会場として活躍していた。

 

宮殿 ( ´ - ` )

ここではKG+会期前半(H30.4/11~4/22)展示を記録します。

続きを読む

【映画】「アンドレイ・ルブリョフ」(1971)監督:アンドレイ・タルコフスキー

【映画】「アンドレイ・ルブリョフ」(1971)監督:アンドレイ・タルコフスキー

面白いか、と訊かれれば、面白かった。しかし「じゃあどこが」と問われれば、答に窮する。神の存在と侵略や権力の不穏さが、濃霧のように立ち込める、1400年代初頭の世界。一人のイコン画家の波乱と自戒、そして再生を見ました。

 

 

何か、深い森に数時間ずっと独りで佇んで、帰ってきたような、祈りに似た感覚がありました。

続きを読む

【ART】「小磯良平と吉原治良」展@兵庫県立美術館

【ART】「小磯良平吉原治良」展@兵庫県立美術館

尖った企画だ。展示タイトルが二人の作家名だけという、限られた客層に照準を定めている。このタイトルだけでピンとくる人はけっこうな美術ファンです。

 

最近よく新聞やWebでこの展示について触れられていたので、これは何かあるなと思い、観に行きました。 具体ではなく吉原治良という扱いなのが、何やら面白そうだ。

結論としては、美術に関心がある人、特に美術史を学んでいる人には、20世紀という時代のうねりの中で、二人の日本人作家がどのような模索を重ねたかがよく分かり、面白いです。

続きを読む

【写真表現大学】H30.4/8(日)写真集の読み方「東松照明の『さくら 桜 サクラ』を読む」 

【写真表現大学】H30.4/8(日)写真集の読み方「東松照明の『さくら 桜 サクラ』を読む」 

 

桜が咲いたと思ったら、暑すぎたのか、あっという間に散って葉っぱになってしまいました。皆さん桜は撮りましたか?

桜と言えばこちら

 

 

東松照明という戦後日本を代表する写真家が、1990年に、写真集「さくら 桜 サクラ」を世に送り出しました。この講義では、東松照明という作家の功績と意義を振り返り、この写真集を読み解くものです。

(講師:畑祥雄館長)

続きを読む

【diary】H30.4/5(木)DAS(総合デザイナー協会)「美しい都市の景色を考える会」展示説明会~宴

【diary】H30.4/5(木)DAS(総合デザイナー協会)「美しい都市の景色を考える会」展示説明会~宴

 

DASの展示説明会に出席しました。

 H30.6/11(月)~15(金)の5日間、大阪市役所・1F玄関ホールにて、大阪の都市デザインに関する作品を展示するという企画です。

元・電通プロデューサーのムトーさんに誘っていただき、参加することにしました。

 

続きを読む

【写真展】H30.4.1(日)市橋織江「TOWN」トークショー@入江泰吉記念奈良市写真美術館

【ART―写真展】H30.4.1(日)市橋織江「TOWN」トークショー入江泰吉記念奈良市写真美術館

 

 今をときめく写真家・市橋織江氏のトークショーに行きました。

美術館への道中は昭和のかおりがしまして、よい散歩です。

 

続きを読む

【写真表現大学・Eスクール】H30.3/25(日)2017年度 修了式

【写真表現大学・Eスクール】H30.3/25(日)2017年度 修了式

 

3/25(日)は、学校の修了式でした。春は合評、夏は合評、秋は合評、冬は合評、からの、3月の修了展、そして、早いもので、修了式です。

 

 「写真表現大学」及び「Eスクール」の講師の先生方から、「表現」との向き合い方などについてお話を受けた後、飲み食いをして、酒が回ったところで全員総スピーチ大会になりました。わあい。

 

続きを読む

【ART―写真展】齊藤いりす「2nd ホームタウン ~故郷じゃないのに愛しい町~」@高浜町文化会館

 【ART―写真展】齊藤いりす「2nd ホームタウン ~故郷じゃないのに愛しい町~」@高浜町文化会館

H30.3/24(土)

私の通っている写真表現大学の同窓生:齊藤いりすさんが、「第2の」地元、福井県高浜町で大規模な写真展を行っていたので、会期終了間際に駆け付けてきました。

 

この展示の特徴は、作家の私的な活動の枠を超えた企画であることです。いりすさんは生まれ育った都会:横浜から高浜町に移住し、2年間にわたって「地域おこし協力隊」として町の魅力をPRするミッションに従事してきました。その集大成としての展示でした。

 

続きを読む