【diary】H30.4/5（木）DAS（総合デザイナー協会）「美しい都市の景色を考える会」展示説明会～宴

DASの展示説明会に出席しました。

H30.6/11（月）～15（金）の５日間、大阪市役所・１F玄関ホールにて、大阪の都市デザインに関する作品を展示するという企画です。

元・電通プロデューサーのムトーさんに誘っていただき、参加することにしました。

一概に「都市」と言っても、それぞれの都市には固有の歴史があり、文化があり、キャラクターがあります。

大阪はあまり歴史を語らず、残そうとしない民族性があります（「歴史を残さないことにかけては最右翼の人種」との評）が、DASの方々が結成する「美しい都市の景色を考える会」では、大阪の「町歩き」を通じて、大阪の都市としての起源を辿るなどし、その研究成果を踏まえて「大阪の”しん”（新・真・芯）」を作品により問うこととした次第です。

説明会とは言いながらも、主催者と出席者が意見交換をしつつ、展示のあり方をその場で作り上げていくという、けっこう自由な気風で、非常にありがたいものでした。

展示の総合コンセプトをどこまでの強度で設定するかの議論がありましたが、なんだかんだで「大阪のルーツを踏まえ、大阪の「真」を見据えることを基本テーマとしつつ、その解釈や展開は作家個々人に任せる」ということで、何やっても良い感です。わあい。

簡易なパネルにA1サイズの作品を貼って、床に設置して展開するらしいです。これは貼りパネ作品を試す絶好の機会かもしれません。額装でキチッとやるには展示パネルの耐久度、耐荷重がなさそうなので、貼りパネ一択です。

町歩きは「ブラタモリ」のガチ版みたいなもので、「大阪の古層は上町台地から始まる」と銘打ち、四天王寺、上町台地北側～大阪城内、そして天満における史跡、歴史的遺構などを繋ぎ合わせてマッピングするというものでした。

歴史の観点から大阪を俯瞰したことは私自身にはなく、梅田ばっかり狂ったように撮っていたので、偏っております。空堀商店街ぶらぶらしたいなあとか、十代の頃に暗黒時代を過ごした玉造界隈をねちねち復習しようかなあとか、夢がありますね。

地図には人の意識を拡張させる効果があり、実体験の空間として３Dで見ている時と違い、極めて概念的ですから、地図のプロット、デザインの趣旨に応じて脳内でネットワークがあれこれ再編集され、新しい星座を発見するようなことがあります。歴史とは何でしょうか。私は未来ばかり見ています。人類が滅亡した未来ですが。まずい。

何より、大阪の狂ったような景色（＝モンスター群）を、大阪の本丸である大阪市役所で展示できることに、非常に意義があります。マルビルやHEPやスカイビルを合体させて梅田七英雄をつくりますかね。ねこの絵でもよいが。まず都市生命体から。にゃーん。

当然のように会の後は表大組で打ち上げです。