nekoSLASH

大阪国際メディア図書館「写真表現大学」研究ゼミ卒業。関西・東京の写真・アート展示のレポート・私見をup。

【ART】2020.11/1_奥大和 MIND TRAIL④(洞川温泉の朝~天川エリア作品)

( ´ - ` ) おやようございます。『奥大和 MIND TRAIL』で洞川温泉に宿泊し、朝になりました。紅葉の綺麗な龍泉寺で撮影の後、うまい朝飯を食べて、作品鑑賞というか山道へと分け入ります。山上川沿いの散策路は自然おいしいです。めちゃくちゃ良い。惚れますよ。

 

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◇朝の目覚め~龍泉寺の紅葉~朝食

 R2.11/1(日)AM7:00

 

(  >_<) うう、うう、、

 

うう、重い 全身が重い

 

朝が来たのです。朝が、

 

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朝だ。まぎれもない朝。昨夜ちょうしにのって地酒「やたがらす」を飲み過ぎたせいか、全身が重い。状態異常グラビティです。調子乗ったああ。真のスローライフが到来。

太陽があります。ここは朝だ。

 

朝飯前に龍泉寺に行って紅葉撮ろうってそういえば言ってた、いかねば

 

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私は流体。わたしはアンフォルメル。わたしは・・・

 

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朝日だ。ずるずるずる。日に当たると鬼は消滅するともっぱらの評判ですが、私は消滅しなかったので人間だったようです。眩しい。

 

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川を流れる風が冷たい。空気が冷たい。 

 

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お稲荷さんがありました。農家の納屋を改造したような独特な屋根に守られています。たぶん冬の積雪を防ぐんですね。この日はお狐様が顕現されました。いいことがありますように祈る。 

 

龍泉寺は人もいないし、紅葉が綺麗だし、素敵でした。

 

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紅葉は綺麗なんやけども、もみじがピンポイントで生えてるのでパターンが固定になるんですね。パターンハメ嫌いなんです。そういうわけで紅葉の写真は少なくて、ポトレの撮り合いをしました。自画像があるといざという時に役立ちます。アピれ。

 

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川の水を飲める場所がありました。山から湧き出る新鮮で透明な水です。うまい。地下を流れてきたものが顔を出す場所なのかもしれません。うまい。この旅ではとにかく天川村の水を飲んでは「水の味」を知ったせいで、家に帰ったら水道水の味に憤慨してしまった。毒やないか。こういう体験を積み重ねていくと湧水をポリタンクで持ち帰る発想に結実するのだと思う。わかるよ。

 

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8:18 朝食@柳屋さん。

 

( ´ ¬`) 小鉢がぜんぶ「白ごはんが進む」系、ごはん属性なので、朝から茶碗大盛で2杯いくという血糖値サージな展開になりました。あとで意識がぐらぐらになった。あかん。あかんぞ。しかしごはんは麻薬です。ごはん党にはたまりません。うまいうまい。全部ちゃんと素材の味がする。素材(※筆者は味覚に関する語彙が乏しいです。)

 

めし後、部屋に戻って、仲間は朝風呂をしに行きました。元気あるなあ。源泉かけ流しだからなあ。朝風呂しますよね。(※筆者は朝に風呂に入る習慣がありません)

 

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廊下に掲げられている写真が、どれも大峰山の修行に向かう団体さんの集合写真です。こうした山伏集団を「講」と呼びます。みんな楽しそう。

 

 

◇天川エリア散策(温泉街~

9:45 宿を出る。

宿を出て、洞川エコミュージアムを抜け、大峰山・女人禁制の入口がある「母公堂」に行きましょう。

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番号でいうと、温泉街からT3を目指し、あとは大人しくルートの通りに進んでT4へ行き、そこからは渓流と共に山の中を歩きます。真夏に歩きたい道ベスト10に何らかの形で入選しそうな素晴らしい道です。

 

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集落を歩くのたのしいです。秋や。 

 

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向こうの世界からニャー。

 

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町のはずれの方に来ると、民家や店でも生きてるのか死んでるのか分からない物件も多くて、不思議な気持ちになります。ガバッと面積大きく買ってリノベで自分なりに凝った何かにしようとしたところで力尽きたような物件があって、飽きたのか店を開いたけど客が来なかったのか、いや普通に趣味兼住宅で住んではるのか、それもよく分からない。

 

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地方の農家には何処からか運ばれてきたコンテナがよくあるよね。中に何が入ってるんだろう。農具?ガンダム?拡充具足? 

 

◆『Sky Fishing - variations Ⅲ』ニシジマ・アツシ @洞川エコミュージアムセンター

10:00 洞川エコミュージアムCに着。トイレ借りましょうトイレ。

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経年劣化が忍び寄っております。よくよく見ると、トンボと天狗が合成されたらしい、かなり危険な香りのするキャラです。目玉も白黒しているし、賢者の石でもあるんですかね大峰山

 

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階段の踊り場に生えていたキノコもやばくて、目玉が泣きながら腐ったようなすごいフォルムです。ほんと一人でこんなもん見たら怖くて泣いてしまうわ。

 

広場の方に降りていくと、でかい凧のようなものが浮かんでます。ニシジマ・アツシ氏の作品です。 

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凧のような作品でした。作品ていうか風の一部というか。「作品」として主張してこないので自然にそこにある感じです。新宮晋をもっとシンプルにした感じで。ちなみに作者は1965年生まれのサウンドアーティストで、思ってたよりずっとお年が上でした。さわやかな作品ゆえ、年下の人が作ったのかと思ってた。

 

この広場もいいよね。よかったんですp。生まれ変わって犬でも飼ったらこういうところで散歩させたい。今回の人生では犬を飼わないとDNAに書いてある。と思ったらやはり小さな犬を2体連れた女性2人組がおり、ああ広場気持ちいいですよねと思っていたら、結局その人達もこの先のMIND TRAIL・天川エリアを私達と同じ方向へずーっと歩いていった。その行程を歩ききった子犬2体はすごい。

 

 

◇県道21号沿い(すずかけの道):ごろごろ水採取場、母公堂

エコミュージアムセンターから先は、山と山上川との間を走る県道21号に沿ってしばらく歩きます。杉林で日差しが妨げられ、まさに山の麓、空気が寒い。これは底冷えするし陰鬱になってくる。

 

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またコンテナ的な物件を発見。「ごろごろ亭」なる飲食店で、丼やソバ、うどんを提供しているようです。コロナの影響か、開いている気配が全くなく、現在も営業しているのかどうか不明。食べログにはレビューがありました。

 

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10:17 稲村ヶ岳登山口

歩いていると登山口に差し掛かりました。稲村ヶ岳は標高1,726mもある。大峰山の山頂(山上ヶ岳)の稜線からは外れているらしい。この山は「女人大峰」と呼ばれており、大峰山が女人禁制なのに対して、戦後から女性に開かれた山となっている。

 

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杉林が続くなあ。

 

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「大峰蛇之倉七尾山」という必殺技の名前みたいな修験道の道場に来ました。たいへんに立派で大きな門構えです。1千年前に2匹の大蛇が住民を苦しめていたのを、大師が退治し、1匹は洞窟に逃げ込み、龍神として祀られるようになったとか。この門の先に奥の院として洞窟があり、そこは限られた人しか入れないという。

 

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お清めの塩と聖なる水がお持ち帰り自由で配られていました。天川村のこんな所まで来る人たちのお目当ては、信仰・修行か、登山か、「ごろごろ水」の取水の3通りぐらいなので、それぞれのスポットの特徴が専門的に分化しているのが面白いです。

 

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日が強く照ってくれれば、杉林を突き抜けて光が来る。神秘的だし健康的です。どうも暗いところは気が滅入る。アートイベントがなければ杉林のあたりは車で通過するだけですから貴重な機会です。光光光。

 

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10:30 ごろごろ水取水場

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大峰山から湧き出る「ごろごろ水」を自由に汲める施設だが、これはもう戦場ですよ。想像していたのと本気度が違う。ペットボトル1~2本の話かと思ったら、業者の仕入れレベルでガンガン入れています。ヒイイイ。

 

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配水管に沿って車がずらっと並び、ありったけのポリタンクに汲みまくっている。タンクの積み方からしてプロっぽく、一般家庭での利用者というより飲食店など人に提供する量としか思えない。早朝に行かないとだめかな。

 

震災のときの給水を連想する光景だったので、何かを思い出しそうになりました。

 

取水場から登っていく道が、真下に渓流が見えたりして、たいへんダイナミックで綺麗でした。

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( ´ - ` ) 脳に効く。

山と川がこれだけパワフルだと、そら、信仰も育まれるよなあと実感します。信仰があったから山に人が入り、参道や周辺の宿坊が手入れされてきたとも言えます。自然と人間との相互作用が、人間にとって「効く」世界観を形成しているのだとも思えます。私もまたそのサイクルの一部なのでしょう。ミジンコになった気分だ。ああ。気持ちがよい。

 

 

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10:37 「母公堂」「従是女人結界」

大峰山の過去の女人結界です。かつては黒い門があり通行を管理していたらしいですが、昭和の初期にここから1.5mぐらい先へ移設されたらしく、石柱しかありません。ここを女性がくぐっても怒られたりしないので大丈夫です。

 

「母公堂」(ははこどう)は小さなお堂で、安産祈願で知られており、お守りなどが売られています。なぜ母かというと、修験者・役小角大峰山へ修行に入った際、自分の身を案じて母親・白専女(しらとうめ)が弟子と共に後を追ってきたことを知り、これ以上危険な山へ入って来ないよう建てさせた庵に由来しています。更に、生きている限りは自分の後を追って山へ入ってくると思い、女人結界を設置したとのことです。女人禁制というのは、異性の誘惑防止とかではなく、母という人類最大の存在を断つための設定だったのですね。確かに母から産まれなかった人間はおらん、確かに…(深く納得した)

 

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お堂の全体像の写真がないあたりが、その時の私を何となく覆っていた疲労や脱力感や判断力低下を伺わせます。「やたがらす」の反動やカフェインの枯渇など色々あったのでしょうね。不思議なもので、初日あれだけエンドルフィナブルな旅だったのに、2日目になると途端にダウナーへ落ち、脳髄らへんがお通夜の風が吹きます。血糖値のせいでしょうか。花が、きれいだ。あの世ですかね。

 

 

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この右手あたりに登山口へ向かう道があります。「MIND TRAIL」は逆に川沿いの散策路へ入っていき、これまで辿ってきたのと逆方向に辿り返していきます。

 

◆『Erode』細井美裕

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川の流れる音を収音マイクで拾って、スピーカ-で流すという作品。デジタル化、音声データとして処理された自然の「音」と、今そこに流れている「音」との差異から、何気ない川の流れの音へ意識を向けるようになります。人工の音声ってほんとシャーシャーいってるなと実感。

 

◇山上川沿いの散策路

心の綺麗な人間になりそうな散策路を歩きますよ。

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夏だったらよかったですね。川にはまると冷たすぎてしぬと思います。

 

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ミネラル水の広告でも作れそうな勢いの環境です。 

 

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純粋に綺麗なんですが、カオス味がない世界なので人によってはもどかしいかもしれません。浄化されるもどかしさです。木の枝は有機的で化け物めいていますが、まあ自然ならよくあるよね。 

 

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渓流うぇおうぇお。撮ろうとすると太陽の重要さに気づかされます。太陽がないと透明な水は平面的になり奥行きが喪失。世界は光の質感と量によって左右されるのでした。よかったですね。

 

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撮ってて楽しい一方で、撮っても特に意味はないというのが「自然」です。都市空間と違って根本的に「自然」は「意味」を持たないのでどう接してもどうしようもない。人が触れやすく整備されていればなおさら。あるとすれば修験道とか信仰といった「歴史」ですか。でしょうね。

 

◆『distance.2』oblaat 松田朋春+則武弥 詩人・覚和歌子

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昨夜聴いた物語の続きです。山の結界と、その向こうへと入っていく男と、それを追う「私」の話。「私」がどうも人間ではない存在ということが今回も繰り返される。獣道に慣れ親しみ、山に養われた者。しかし結界にはばまれ、奥に行けない。腹にうごめくものがあり、新しい命を孕んでいるという。『その時から60余日を数えれば私達は皆、母になるのだった』と言うので、これは犬やオオカミの妊娠期間と合致してしまうのだが、修験道の男は一体何者と何をしたのだろうか。

 

川沿い歩きから杉倫の 違う スギ林の中に突っ込みます。

 

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人工ですなあ。1本ずつの高さと太さを音に変換したらスギ林テクノとか作れそうな気がしてきた。しません。

 

◆『関係ー気配』佐野文彦

スギ林を歩いていると巨大なビニールかアルミホイルのような、光る幕が出てきた。

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幕の前には枯れ落ちたスギの枝葉が綺麗に集められている。異世界への入り口のようでしたね。

 

私だけでなく4人全員がなんとなくさっさと歩いて行ってしまうのは、歩くこと自体が楽しくなっているのと、無意識化で疲れが積もってきていて情報処理が雑になっているせいなのではと今思えばそんな感じです。写真もひでえな。

スギ林で何とかエモく濡れた写真を撮ろうとあがいていた形跡がありました。しかしあまりなんとも。私は自分の日常、身体と化していないものを初見で撮るのが非常に苦手なようです。終わりのない日常の繰り返しの中でしか撮れない。

 

 

◇蟷螂の岩屋~「森の中の図書館」

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11:29 蟷螂の岩屋

この祭壇の奥は洞窟へ通じています。修行の場でもある。蟷螂=カマキリのことで、行者が腰をかがめながら狭い洞窟を歩く姿が似ていたという。

300円で入れますが、今回は入口で手を合わせるだけでスルー。ここには5,6年前に遊びに来たことがあったはず・・・なのだが全く何も覚えていない。非日常を繰り返し過ぎると全部フラットになってしまうという現象が起きます。

 

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神様のおそなえのお下がり塩。

 

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火を焚いていると修行っぽいですね。誰か入ってましたか。どうかな。

 

川の向こうの休憩場に「森の中の図書館」があり、開けようと試みますが、

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( ´ - ` ) キーナンバーを回しても開かない。謎封印です。しゃあない。

 

 

 

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修行場の洞窟すぐ近くのブルーが最高に綺麗で、「うわーきれいだー」と発声していたのは覚えていますが、写真がこれしか残っていない。おう。たぶん「撮ってもしゃあない」というあれです。まあね。撮ってもね。

 

 

 

これで川沿いの散策路は終わり、洞川エコミュージアムセンターの裏手に出てきました。お次は「大原山」を上ります。

 

◆『distance.3』oblaat 松田朋春+則武弥 詩人・覚和歌子

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大原山の坂を見やりながら、精霊ルビス様の声(もはやそうとしか思えないぐらいの神声)を賜ります。「私」の生い立ちが語られます。口は裂けて、銀色の体毛に覆われていたと、やはりニホンオオカミさまですか??? 子育ての話など。

「あの人」を待とう。『あの人はきっと私達を探し当てる』

 

( ´ - ` ) そういう伝説があるんかな天川村

 

 

さあて、「大原山」を上がっていきますよ。

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ゆるい山道に見えるでしょう。これは写真のせいです。写真はですね、すべてをフラットにするんです。ここもっと勾配あったぞ(怒り出す)。近代化とは差異のあるものをおしなべてフラットにすることである。近代技術の産物たる写真が多様性や私性を表すために重要な役割を担っているのは不思議なことです。いや不思議じゃねえし。メディアと写真は話がちげえし。やばい。

 

この上り坂はジグザグに折れ曲がっていて、行ったり来たりさせられます。

 

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小屋的なものが見えた。これが「大原山天望台」でしょうか?

 

◆『ダラニスケ研究室』菊池宏子+林敬庸

展望台じゃなかった。せやな。めっちゃ山の中腹ですし。ダラニスケ研究室てなんですの。

休憩所を展示会場にして、天川村名物の和漢胃腸薬「陀羅尼助」(だらにすけ)について分かりやすく解説してくれています。

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このBB段(死語?)より小さいぐらいの玉が「だらにすけ」丸です。1回20粒ぐらい飲むことになっていて正露丸よりかなりマイルドです。

 

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野球ボールサイズになりました。これで1ヵ月分。1ヵ月も陀羅尼助を飲み続けるという生活様式が想像できませんが、毎日飲んでも大丈夫なんやて。

 

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500年分になるとこのサイズです。宇宙だ。何回転生しないといけないんでしょうか。人間の頭よりはるかに大きいです。

 

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こうして陀羅尼助宇宙が誕生しました。ちなみに最大級・500年分の手前にある球がサッカーボール大で2年分になります。いずれにせよ心身が陀羅尼助になる。

 

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陀羅尼助すくい体験コーナー。約20倍サイズのスプーン。1粒3㎜の丸薬が手の平サイズの化け物に拡大されていて、ダラ天国です。ダラリズムが蔓延している。

 

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これは面白かった。天川村の陀羅尼助の袋のデザインが、店ごとに異なるのを地図と共に網羅している。袋の基本フォーマットやフォントは同じで屋号だけ変えているものが結構あった。全く独自路線の袋もある。ジャケ買い楽しそう。

 

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原料となるキハダ科の原木。この皮をむいて、皮の内側の黄色い部分を乾燥させて得られる「オウバク」が陀羅尼助の原料になります。

 

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( ´ - ` ) なにこれ。出会い系かな。

 

 

つづく。

 

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