nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【写真展】「本の景色 BIBLIOTHECA」潮田登久子 @ニコンプラザ大阪

【写真展】「本の景色 BIBLIOTHECA」潮田登久子 @ニコンプラザ大阪 第37回土門拳賞を受賞した写真集『本の景色 BIBLIOTHECA』(幻戯書房 2017.3)の写真展に行ってきました。 5/24(木)~5/30(水)の1週間足らず、しかも日曜閉館です。たいへんや。

【写真展】「エリオット・アーウィットの世界」&「永遠の少年、ラルティーグ 写真は魔法だ!」@京都

【写真展】「エリオット・アーウィットの世界」&「永遠の少年、ラルティーグ 写真は魔法だ!」@京都 京都の写真熱はまだおさまらない。KYOTOGRAPHIEの会期後も、二人の大物写真家の展示を拝むことができた。 マリリン・モンローのめくれあがる白いドレスに…

【写真表現大学】H30.5/20(日)研究ゼミ③ 「メディアと教育」、合評

【写真表現大学】H30.5/20(日)研究ゼミ3 / 「メディアと教育」、合評 今年度の「研究ゼミ」が始まりました。 みなさん「メディア」と「教育」って、どんなものをイメージしますか?

【写真展】ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展@伊丹市立美術館

【写真展】ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展@伊丹市立美術館 H30.5/12(土)、美術館で無料の映画鑑賞会があったのだが、朝10時4分頃に着いたら、映画鑑賞整理券はもう配布済み。えっ。人気すごいなソール・ライター。 傘と水滴とガラス…

【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2018_中川幸夫「俎上の華」@両足院 / 映画「華いのち 中川幸夫」@出町座

今年のKYOTOGRAPHIEには異端児が潜んでいた。建仁寺・両足院の中川幸夫(なかがわ・ゆきお)展示である。そもそも写真家ではない。 作品の迫力と生命力を表すときに「血が通っている」だの「触れれば血が流れだしそうな」と形容することがあるが、中川作品は…

【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2018_京都市中央卸売市場・旧氷工場(@三三九) / ギデオン・メンデル、アルベルト・ガルシア・アリックス

KYOTOGRAPHIE2018で最も面白く、感動した会場「三三九」(さざんがきゅう)・旧氷工場のことを語ろう。 プロフォトグラファー桜井氏と二人して、作品よりむしろ会場に感動するという、謎の熱いひと時を過ごしました。 これが工場だと・・・?

【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2018_K-NARF @京都市中央卸売市場 関連10・11号棟 / ギデオン・メンデル @三三九

KYOTOGRAPHIE2018で最も「面白かった」のは、未知なる「京都」を大胆に見せてくれた、JR丹波口駅付近に広がる京都市中央卸売市場の関連会場でした。「10・11号棟」でギデオン・メンデルの展示あり。棟が多い。 普段は立ち入れない場所に、アートを口実に散策…

【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2018_深瀬昌久「遊戯」 @誉田屋源兵衛

咳をしても一人。写真をしても一人。 写真の怪物、ひとり。 俳人・尾崎放哉の底知れない寂しさが重なりました、写真家・深瀬昌久の回顧展。会場の入口を覗くように彼は佇んでおられる。2012年没。享年78歳。しかし色ツヤ表情は健在で、在廊中のようなお姿だ。

【写真展/KG】KYOTOGRAPHIE 2018_ロミュアル・ハズメ「ポルト・ノボへの路上で」@誉田屋源兵衛

作者ロミュアル・ハズメはベナン共和国からやって来た。隣国にはナイジェリアとトーゴがあり、国境付近は「用が無いなら近づくな」と外務省の勧告が出ている。この日本とは対照的な、砂と熱と精霊が支配する西アフリカ大陸の、タフでしたたかな暮らしを伝え…