2020.7/23(木)
写真家・波多野祐貴さん個展「Call」に合わせて、作家トークショーがあり、私は聴き手として参加しました。
新型コロナという時代性に左右されてのイベントだったので、少し記録しておこうと思います。
相槌がヘドバンだとよく言われますv
◆写真展のレビューはこちら。
トーク動画は本稿の最後の方にあるです。
私はなるべく表に出ないように生きている隠遁モブなので、トーク参加はこれが2度目です。YouTubeもやらずに死んでいくと思われる。
人生初の公開トーク参加は、2019年3月下旬、写真家・熊谷聖司さんと、72ギャラリー・ディレクターの鈴木雄二さんのトークに混ぜていただく形でした。
懐かしいですね。花粉症の薬で脳がバグっていた記憶があります。その時は進行・応答を鈴木さんが全部やってくださっており、私は概ねバグっているだけでした。コンタック飲んでなくてもバグっている。あバババ。
今回は作家氏と1対1なので、バグっているわけにはいかず、しかもとても誠実にやっておられる作家さんなので、バグって改造版ロックマン等の話題に逃げるわけにもいきません、それなりに基礎的な準備がありました。
1.トークの背景
そもそもの話、
なぜ私がトークの聴き手になったかと言いますと、波多野氏から「まだお互いに経験や実績も浅いので、協力して場数を踏んでいきたい」「フレンドリーな、肩肘張らない感じでやりたい」という趣旨で依頼をいただいたからです。わあい。
私も「これは、予防接種的なあれだから、打たないとだめだ」と直感したので、即受けしました。「転生したらトークスキル最高値でTEDに何回も呼ばれた件」とかそういう展開がほしい。ないです。
これまでも波多野氏とは写真関連のイベントでちょいちょい面識があったり、同じ写真系スクール(=大阪国際メディア図書館・写真表現大学)の同窓生であった等の縁があります。在籍年代はかぶっていないので直接の絡みはなかったのですが。
実はこの写真展自体、4月下旬・GW前半に開催予定だったのですが、新型コロナ感染拡大が洒落にならなくなり、休業要請でギャラリーも閉めるなど、えらいことになったので、7月に延期されたものでした。
結果として、展示はめでたく実施できたものの、トークは調整して、無観客の動画収録にし、後日配信ということに。
作家氏から、無観客収録に切り替えたい旨のメッセージをいただいたのは、7/3でした。そうしましょうと即答しました。
大阪ですが、東京ほどではないにしろ、新型コロナ感染者数が右肩上がりです。
6月にはほぼ終息したかに見えた新型コロナ感染者が復活、7月あたまから10人前後で推移し、7/9に30人、7/15に驚異の61人を記録し、7/22には一気に121人を記録しました。これにはPCR検査の受入キャパが広がったこと、夜の街関連対応の臨時検査場が設置されたことなどが影響しているとは思いますが、無視できない状況に追い込まれております。
( ´ - ` ) 無観客方針、英断でしたね。
2.事前準備
事前準備としては、春先に1度、直前にZoomで1度、打合せをしました。延期によって3カ月近くも間が開いてしまったので、実質、仕切り直しに近いです。ここで経歴等の基本的な情報を教えてもらいました。
頭では完全に、無観客トークで動画配信=「YouTubeライブ」形式を想定していたので、進行や語り口をどうしようか、観客のコメントをどう拾っていこうか等を思案していました。
が、ギャラリーの回線状況としてオンライン対応できないことが分かり、動画だけ収録して、事後にYouTubeで配信するの一択となりました。
打合せでは、当日の大まかな進行を共有しました。当初の案はこれです。
1.自己紹介(2人のバックグラウンド、活動歴)
2.今回の展示について(作家側:意図、コンセプト、現地の撮影談)
3.今回の展示の読解(blogから ⇒掘り込み)
4.作家としてやっていくには(学校卒業後の活動、何が評価されたか)
1章15分で60分です。さらに各章でのトピックを3~4つ用意すると考えると、1話題=5分で構成できます。しかし仕事上の会議と違って、対談なので、そないに綺麗に話題を切り替えられるものか謎でした。案の定、話の流れは大きな川のように混然一体となっていった。ですよねー。
今回は、定番の「観客からの質疑応答・リアクションを拾って横に展開する」がなかったので、概ね既定路線で進みました。
何よりも、事前に展示・作品について、自blogで論考したのが大きいです。それがなかったら、何を言ったら良いか、しにます。経験値がなさすぎて、即興ではムリです。
人間には「自分が言語化したものしか語ることができない」という基本的な設定があって、ゲーム的に言うと「手に入れていないアイテム・覚えていない魔法は、使うことができない」の原則です。これはバグ技(酒、乱心等)で突破できる場合もあるのですが、最大HPが0になったりフリーズしたり、最悪の場合はセーブデータが飛ぶので非推奨です。
3.当日のセッティング
機材と環境。本来、一番重要なところですが、ここは完全にお任せでした。
録画用のビデオカメラ、収音マイク、三脚の設置と、音を拾うためにもう1セット、手前に収音マイクと録音機が置かれました。このへんの調達・操作は作家氏のパートナー氏(先生)にお任せです。
予定の30分前に会場入りしましたが、あまりやることがなく、近所のコンビニで燃料(酒)を仕入れました。コカコーラ社の「檸檬堂」というチューハイで、
レモンの味がしっかりしていて、しっかり酔えるのが良かった。なんか誘惑にまけて2缶目に手を出し、後で深く後悔します。
19時になり、ギャラリーのシャッターを閉める段になって、シャッターが変な噛み方をして動かなくなる珍事が発生しました。ガギー。
うわあ。
みんなの力が合わさってなんとかなりました。
これは収録する段になって気付いたのですが、ギャラリー外の車の音、飛行機の音、ギャラリー内の冷房の音、そして会場に反響する自分たちの声などが結構なボリュームで、色んな音が溢れておるのだなあと実感しました。こういうところは静止画生活だと気付かないですね。
あと顔への照明を調整してもらいました。どっかのYouTuberが「動画を見てもらえるかは音声と顔(照明)で決まる」と言っていました。せやな。
何だかんだで収録開始が7時半を回っていました。
4.収録本番
あとから簡易な動画編集ができる(してもらえる)ので、あまり怯えずに出来ました。トータル90分ぐらい喋っていたそうで、カットして削り込めば60分コンテンツに仕上がります。ありがとうございました。依存。
波多野さん自体が社会人系の作家さんなので、つまりバランス感覚があり、やるべきことをちゃんとやる・言うべきことを的確に言うという体質が仕上がっておられるので、たいへんに安定感がありました。ありがたい限りです。
と思っていたら、
あっあっ。
( >_<) あかん、
事前に仕込みと称して水やらリアルゴールドやら酒やら酒やら
あれこれ飲むから下半身が脱線事故
( >_<)" やばい破裂するあかんあかん
※途中で撮影中断。
( ◜◡^)" 危ない ヒー。
ヒヤリハット案件で報告書ですよ
あと5分粘ったらどうなっていたか
そんなあれでしたが、こういう感じになりました。
( ´ - ` ) はい。
今後、ハイパーねこのお面を装着するかしないか問題があり、そのうちダンボールで作りたいですね。
( ´ - ` ) 完。