写遊百珍

大阪国際メディア図書館「写真表現大学」研究ゼミ生&TA。各種講座のレポや、関西・東京の写真展、アート展示を特集。

Offline PhotoBook Shop in Kyoto(flotsam books、twelvebooks、赤々舎)、石川竜一「OUTREMER / 群青」@恵文社一乗寺店

Offline PhotoBook Shop in Kyoto(flotsam books、twelvebooks、赤々舎)@恵文社一乗寺店

超お得価格で写真集が宝の山状態。Webでの写真集販売でお馴染みのflotsam booksとtwelvebooks、写真集と言えばお馴染みの赤々舎が一堂に会して、期間限定でリアル販売です。

そして会場には同時に石川竜一の写真が展示されている。

 

このイベントは第3回らしい。知らんかった。SNS社会はありがたい。情報はTwitterとFBで知ったわけです。ぜひ関西でばんばんやってほしい。関西。ばんばん。

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【会期】2019.5/1(水)~5/4(土)
【時間】12:00~20:00
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GW10連休は理性がなくなり、ただでさえ無いのに、よけい無くなり、フラフラと行ってしまった。10連休はあれだ、あの、その(語彙)。そもそも恵文社一乗店というのは、本の購買意欲をそそる、そそるんですね、あの、その(語彙)。で、本を無駄に買っても無駄ではない、消費に圧倒的肯定感をもたらす場であり、あの、その(語彙)。

叡山電鉄一乗寺駅です。すばらしいですね。美しい。このすぐそばにラーメン次郎・京都店があり、長蛇の列でした。皆GWに飽き、刺激を求め、ゾンビのようです。

 

恵文社の奥にはこういうしゃれおつな一角があり、会場です。

 

あーあーあー( ˆᴗˆ )手ぶらで帰れるはずがない。これ全部写真集ですよ。あーあーあー。

 

しかも安くなってるし。あーあーあー。

 

手前の赤々舎コーナーでスイッチが入ったのでもうだめでした。「買い」スイッチです。なぜなら、半額セールです。流通で少し傷んだものを格安激烈販売。これはだめです。だめになりました。

古賀絵里子「一山」「Tryadhvan」、百々新「鬼にも福にも」、奥山由之、佐伯慎亮などがあり、あやうく豪商みたいな買い方をしそうになりましたが、預金残高の窮乏を思い出してこらえました。

 

洋モノがかなりあって、全然知らん作家が多く、手が出ません。Webでは一冊一冊に解説文があって、それが決め手になってたのですが、判断が難しい。というか「おっ  これは力があるなあ」と思ったら案の定アラーキーだったりして、巨匠は国境を越えてヤバい、という原理原則を思い知りました。

 

いうても一時間近くうんうん唸って確認作業に勤しみ、GWにハリツヤ潤いが出ましたね。美容に良いと思います。

力のある写真集とは何かという実験みたいな場でもあったわけですが、自分の場合は評論、テキスト食いなとこがあり、海底の魚が特殊な釣り方でないとうまく釣れないのと同じように、私が掛かる針エサ匂いは少々偏っています。

 

ではお買い上げラインナップを。5冊いきました。

 

◆古賀絵里子「一山」(いっさん)

高野山に入り浸っておられた頃の作品。山と仏教が混ざり合う深い息吹、透明ながら濃ゆい空気感が魅力です。息を吸うことと、仏に触れることが共にあるような世界です。

かくれ古賀ファンなのでよく仲間と女子トークでキャッキャしていますが、これからもキャッキャしようと思いました。自然との距離感、関係性が勉強になります。登山したいなあー。

 

◆「昭和をとらえた写真家の眼」

わりとガチな資料集です。ザ・昭和です。これはいいぞ。ゲームをプレイするに当たっては攻略本を熟読してからねちねちやるのが小学生からの性癖であった私は、やはり攻略本を読むのが好きなのであります。

戦後やあああ。敗戦から高度成長期にかけての重要な写真家がいっぱい。

この女性写真家、常磐とよ子という人のカットがかなりやばくて、あまり見てはいけないシーン、社会の陰を掠め取っている。「女性ならでは」という特別な視点かどうかはこれだけでは分からないが、何かかなり気になる写真を残している。うへー。

石元泰博は好き。思考がしびれる。綺麗だニャー。

奈良原一高( ˆᴗˆ )わあい

 

◆石川竜一「adrenamix」

沖縄の自宅と上空を行き交いまくる軍用ヘリのシリーズ、今年春先の兵庫県立美術館での沖縄人シリーズ&謎の男性《MITSUGU》で、ようやく私も「この作家はまじでやばい」と身に染みて理解しまして。

スナップなのだがスナップって言うんだろうかこれ、時間の肖像画というのか、肉体があるなあ。切り取られた時間に血が通っていて肉の温度と汗の匂いがする。

はまるわー( ˆᴗˆ )

 

 

◆Jeff Wall「Photographs」

知ってる写真がちらほらあり、そのままでは立ち去れず購入。何気ない日常のシーンに見えるけどめっちゃ作り込まれてないかこれ。建築された日常というのか、隙のないカットが気になってしょうがない。

 

この5冊買って8500円ぐらいで済んでるのはまじですごい。安い。もっとやってほしい。。

 

 

石川竜一の写真を見ましょう。


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フランス滞在を経て撮られた作品。一度目の滞在では思うような踏み込みが出来なかったので、再度チャレンジしたという。そのへんの話はもっと詳しく調べたいと思いつつ

 

このあとみやこメッセの古書市にいって爆死しました。

(・з・)