写遊百珍

大阪国際メディア図書館「写真表現大学」研究ゼミ生&TA。各種講座のレポや、関西・東京の写真展、アート展示を特集。

【酒】第20回記念 四国酒祭り ― 三芳菊酒造 @徳島・阿波池田

【酒】第20回記念 四国酒祭り ― 三芳菊酒造 @徳島・阿波池田

H31.2/23(土)四国酒祭りじゃー。

四国は徳島、吉野川をひたすら辿って山の中を行くと阿波池田という街に辿り着きます。そこでは毎年2月下旬に四国4県の酒蔵が集まり、大試飲大会をやるという、リアル桃源郷となっています。

写真間違えてるんじゃねって? いいえこちらが三芳菊酒造」です。

ライブ会場みたいですよね。おうよ。日本酒はライブなんやで。

 

おさらい:以前来た第17回のようす。 

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もう3年も経つんですね。白髪が増えました。

 

このイベントは、酒祭り本会場が「サンライズビル」内に設置され、例年40蔵ぐらいが集合します。今回は20周年・特別企画で、なんと80蔵も集結。戦隊シリーズのお祭り映画みたいなことになっています。残念ながら満員御礼で、本会場には入れませんでした。ザンネン。盛り上がってますなあ。

その同時開催イベントとして、周辺の酒蔵開放があり、「今小町」「三芳菊」「笹緑」「芳水」の4蔵が見学&試飲の大盤振る舞い。ここで充分にsakeを注入できるので、本会場に行かなくても仕上がってしまいます。

商店街では「うだつマルシェ」と銘打って、出店が並び、つまみや軽食が手に入ります。街全体が呑むために特化したような一日です。成人って良いですね。

 

阿波池田。四方が山。山が近い。わあい。

阿波池田は、四国のど真ん中のやや右寄りです。大阪から高速バスを3時間40分ほど乗ると着きます。寝ていたら一瞬です。

 

11時20分過ぎに阿波池田バスターミナル到着。おや。

 

早くも三芳菊酒造に行列。これはきつい。

 

多勢に無勢なので仲間の集合を待ちます。

レディ薬局でウコン的なものを買ったり、三好市役所庁舎を眺めます。 

古風で実に良い。どうも庁舎建て替え計画が進んでいるようで、そろそろ新庁舎が着工かもしれません。この建物すごくいいのにな。

市役所庁舎なのに、第一声が「自衛官募集」なので、色々と人手がたいへんそうです。「交通マナー日本一」も何の順位を争っているのか一切明かされていない点がこうばしいですね。数なのか刑罰の厳しさなのか。

 

商店街が楽しいことになっています。ドラゴンボールクラッチ ¥200 300万円」って何なんでしょうね。阿波池田では二種類の円が流通してるのかもしれません。でも置いてあるのはパンです。あるぇ。

買い食いと、後の試飲会場でのつまみ調達をします。魚を干したものとか、鶏肉の皮だけを揚げたものとか、関西人が絶対作らなさそうなアレンジ系たこやきなどがありました。このたこ焼きは、料理勝負に出したら「邪道っ!」と怒られそうなぐらい味も触感も別物です。流行ってんのかな。

 

12時半。仲間が3人集まったのでフラグが立ち、三芳菊酒造」会場に入れるようになります。行列が半分ぐらいに減っていてよかった。ていうかみんなどこ行った。

敷地の脇では、ばあちゃんが手製の唐揚げと椎茸を売っており、椎茸を揚げたのを食べさせてくれました、たいへん美味しかったです。

 

即売をしています。エロ・レトロキャラな瓶です。これ初めて見た。500mlで1本3,500円という強烈な品で、それぞれのキャラに合わせた酒になっているとか。世代が違い過ぎて感情移入できず、お高いこともあり、購入断念。ドロンジョ様はいいですね。キルラキルの流子ちゃんも出していただきたい。

 

ドムドムドムドムテーテッテードムドムドム。相変わらず会場はclub寸前です。これ酒蔵の中なんですよ。壁際の行列は、民が1本ずつ試飲をしながら進んでいる列です。年齢層がやや高いためか、踊りだす人などはいませんでした。残念。踊れよ民。映像の浮遊感はかなりいい。大学時代に戻ってしまう。ぎゃはは。だめだEQが下がった。

 

撮影に忙しかったらしく、試飲をほとんどしてませんが、現地メモを少々。

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◆夜更かしキットカット

メモ「すっぱい。日本酒じゃない。かんきつ数倍濃縮汁。しぶすっぱい」

 

記念すべき一口目ですが、どうやら相当酸っぱかったようです。日本酒を飲みながら日本酒を否定する感想。マジかよ。落ち着けって。

三芳菊はそもそもの評価軸が「甘い」「辛い」ではなく「酸い」になります。それ以上の引き出しがなかったのであろうか。冷静に再検証してみたいところ。

 

◆山田農園山田錦 ドメーヌ三芳

メモ「mild、」

 

ひっどいなあ。おそろしく端的な感想。これはひどい。何か他にも書こうとしたらしいのだが、色々と言葉を掘ろうとしながら、結局ダレダレになってしまった感触は覚えている。うまいのはうまいが、何か印象に残らないのであった。言葉が見つからないのは評者の脳の回転不足にも責があろう。あうあう。

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◆(しぼりたて)

メモ「甘いと苦いの分岐点、実が膨らむ手前の果実。しぶみ ギザギザが隠れている」

 

名前は分からないが、出来立てのしぼりたてを試飲させてもらっただ。ほうこれは。生まれたてですだ。まだ「味」として確立される前の段階であった。あんまり興味が湧かなかったっぽい感想メモだが、これは既にアルコールキャパがまずいことになってきていて、はあはあしていたためであろう。最近の筆者の体調はどうも洒落になっていないというか、酒に関して余裕がなさすぎる。膵臓がんばれ。

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◆翠(みどり)_古代米緑米、玄米仕込み

メモ「パワフルに苔が生えてくるけど、光るしぶみ 混じり 開く、少しだけ甘い」

 

スペックを知らずに飲んでましたが、赤米や黒米と同じく「古代米」から作った酒なので、一般的な「日本酒」とは成分や風味がかなり違う模様。「苔」という言葉が思い浮かんだのは、まさに何か、かび臭いような、古びた気配を感じたからです。好んで晩酌に使う類の酒ではありませんが、かなり酒の道をやってきた人には面白い体験だと思われます。うまいまずいの軸でも評価不能。。

 

◆神山の味 無濾過生原酒

メモ「スモーク、ガスト、もわもわっ 口のあたりに、けぶり」

 

正体不明のぼわぼわ存在感が口中に煙のように付きまといました。振り払えない。なんだこれは。こんな体感も珍しい。煙っぽいという謎の口当たり。ウイスキーのスモーク系とはまた全く異なります。

限定品、神山町の「フードハブプロジェクト」コラボ作品のため、次に出会えるのはいつのことか。

 

 

非常に暗い中で、ライブ会場のように物販コーナーがグッズを広げ、2階にはクツクツ、ボコボコと発酵を続ける白い泡が・・・。相変わらず探検・撮影し甲斐のある酒蔵でした。

 

( ´ - ` ) 堪能ですね。レトロな現場は、訳の分からない専用機器の部品、手順が多くて、ときめきます。なんか宮崎駿がああいう感じに仕上がった原理が分かるなあ。ジャンルは全然違うけど酒蔵も飛行機も似たようなもんでしょう。ブロロロロ。

しかし死に関する注意がちらほら目についたので、改めてプロの現場だなと思った次第です。功をあせった実況系youtuberが来ないよう祈るばかりです。やつらはタンクに顔を近付けすぎたらどうなるか検証してみましょうと言っては、CO2を吸いすぎて案の定意識が飛びかけてタンクにボチャーンして広告収入です。南無。酸素欠乏するとガンダム運転手の親父みたいになるから覚悟せよ。

 

まあそんなふうにして試飲しながら撮影して遊んでたら、1時間あっという間に過ぎたのであった。 

三芳菊さんありがとうございました。

「残骸 責めしぼり純米吟醸「R20 山田錦純米吟醸を購入。うふ。

 

 

 <次回:酒祭り本会場に行くも入れなったの巻>

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( ´ - ` ) 完。